国際共同教育研究フォーラム2009

緑地環境学科の2年生のエントリーです。


本日、熊本学園大学主催で行われた国際共同教育研究フォーラム2009に参加してきました。TS3M0122

第1部では「水の保全と企業の社会的責任」というテーマで、ソニーとサントリーの方からお話がありました。企業の環境保全に対する努力の凄さと、日本が企業に求める社会責任の厳しさを感じました。

第2部では「地球環境のいま~地域から世界へ~」と題しての対談があり、特に会員が48万人もいるドイツ最大の環境団体「ブント」の理事長であるフーベルト・ヴァイガーさんのドイツに関する事例はとても興味深かったです。
ドイツでは村立のエネルギー企業を立ち上げたり村に水力発電所を作るなど、政府に頼らず自分たちで問題を解決しようと試みている自治体が増えているそうです。
そんな自治体を支えているのがブントのようなNPO団体で、ドイツの環境対策の中心を担っています。
ここが日本の企業中心の環境対策と大きく違うところで、市民もしくはTS3M0116NPO団体が環境対策を進めていくという点は日本も見習うべき点だと思います。

現在、企業に頼っているのが現状の日本も、これからドイツのように企業と自治体の間にNPO団体が入り三者が協動して環境対策に取り組んでいくようになると思います。
その時に先頭を走り環境を守っていくのが、これからの造園家の使命のひとつなのではないかと感じました。
(ランドスケープデザイン部公式ブログ「五感の風景」より転用: http://nishitanld.blog54.fc2.com/