久留米市田主丸町に植木生産地の見学へ行ってきました。
田主丸は、安行(埼玉県)、稲沢(愛知県)、宝塚(兵庫県)と並んで、日本四大植木生産地の一つとして知られています。
生産者の方々にご協力頂き、まだ市場に流通していない珍しい樹木や最近流行の樹木について、更には流行をつくりだす使い方についてまで、まさに“生”のお話をお聞きすることができました。
まずはじめにうかがったのは『内山グリーン株式会社』。
厚ヶ瀬義人課長に圃場をご案内していただきました。
こちらでは高木を中心に見学をさせていただきました。
植物図鑑では開花の時期などが東京標準であることも多く、少しでも曖昧な表現をさけるため、育ち方などの試験を常に行っているそうです。
次にうかがったのは『愛花夢園芸古賀』。
こちらでご案内いただいた古賀尚樹さんには、昨年の「秋の感謝祭」で学生たちと一緒に植物の販売をしていただきました。
仕立物の形の面白さに、学生の皆もとても興味をひかれたようです。
最後にうかがったのは『(有)田主丸緑地建設』http://www.tanushimaru.co.jp/。
ご案内していただいた小西さんは、雑誌でもよくとりあげられるなど、今注目されるランドスケープデザイナーです。
枝が飛び出たり、幹がななめだったりと樹形が乱れて扱いにくいものでも、それが個性であるといい、捨てるような樹木なんかないときっぱり。
いかにその植物を上手に使って、気持ちのいい空間をつくるかを考えるのが仕事だそうです。
発想のヒントは自然の野山にあるそうで、若いうちに感性を磨く=実際にたくさん見てまわることが大事、というお話をしていただきました。