6月1日の総合実習では芝生管理の現場を見学に行きました。
今回は芝生地造成や管理を専門にされている九州グラウンド株式会社代表の前田准先生に来ていただきました。
(前田先生は西日本短期大学のOBで緑地環境学科の前身である造園科の1期生です!)
まずは東平尾公園(愛称“博多の森”)でレベルファイブスタジアムと陸上競技場を見学。「レベルファイブスタジアム」はJリーグアビスパ福岡のホームグラウンドです。
東平尾公園管理センターの竹尾さん、九州グラウンドの池田さんが管理の内容についての説明と場内の案内してくださいました。
ここでは2年生が数名アルバイトをしています。最近ではサッカーの試合中・終了後のメンテナンスなどもさせていただいてるようです。ピッチ上ではアビスパのユニフォームを着ての作業ということで、サッカー大好きな人はぜひアルバイトに応募してみてはどうでしょう?
また裏の圃場では芝刈機で実際にシバを刈るという、貴重な体験をさせていただきました。まっすぐの運転はなかなか難しかったようですね。
次に、クリーンパーク・臨海のビオトープを見学。NPOグーリンシティー福岡の志賀さんに説明していただきました。
今回テーマの芝生とは少し違うように感じられたかもしれませんが、利用者に気持ちのいい空間を提供するにはどうしたらいいか、そのためにどんな管理をしたらいいか、という点は一緒ですね。さらに生き物にとっても住みやすい空間についても、もっと考えてみてほしいというお話をされていました。
午後は雁の巣レクリエーションセンターの球技場(Cコート)からスタート。普段は別の場所で練習しているアビスパが、今日はたまたま隣のコートを使用しており、みんなそちらへ釘づけになってしまいました。
ここでの管理をされている株式会社 別府梢風園の谷口さんより、管理の内容について説明をしていただきました。
また、午前中に説明してくださった池田さん、また九州グラウンドの生林さん(西短OB、造園科24期生です)も交えて、管理の苦労話やこの仕事での嬉しかった話なども聞くことができました。
最後に訪れたのは福岡市立百道浜小学校。
学校の校庭芝生化は福岡市初ということです。
他の場所とは違い、ボランティアや学校の関係者による管理が中心ということで、管理の方法の工夫や、実際の子供たちの反応などを前田先生からお話ししていただきました。
今回の見学、芝生の上での講義はなかなか気持ちがよかったですね。こういった空間をつくる、維持するにはどんなことをしているのかを実感しながら学べたのではないかなと思います。
(詳しい管理などの内容には一切触れていませんが、みなさんしっかりレポートに書いてくることでしょう…!)
見学の案内及びお話していただいた皆様、どうもありがとうございました。