冬の樹木観察(まちなか観察編)

1年生の授業で、冬の樹木観察を行いました。

冬に樹木観察??と思うかもしれませんが、落葉樹の場合、枝がよく見えるので、樹木全体の形や樹皮を見るのには観察がしやすく、春や夏とはまた違った魅力があります。

今回は12月7日に行った樹木観察の様子を紹介します。
街路樹を中心に、天神から大濠公園まで歩いて、樹木の観察を行いました。


まずはアクロス福岡…の予定でしたが、あいにくの雨でステップガーデンの中は見れず、外からの観察となりました。(それでも皆、一生懸命にメモを取っていました。)

次に、福岡市での‘まちの緑’について、街路樹を中心に、福岡市公園緑地部緑化推進課の宮本さん、石合さんにお話ししていただきました。

印象に残ったのは「おもてなしの緑」というお話。
都心部は福岡市外から来る人も多いということもあって、そういう方々に目につく、おもてなしの緑が必要ではないかということで、交差点に花木を入れたりしているそうです。
来春には博多駅の再整備に合わせて天神から博多まで花でつなぐイベントも行われる予定とのことで、どんなふうになるのか楽しみです。

お昼休憩後に訪れたのはIMS、岩田屋前広場。
普段は買い物に行く場所だと思いますが、今回はそのビルの周りの植物を見ます。

IMSでは普段使う入り口とは反対側に、‘百草木の径(ひゃくそうもくのみち) ’というところがあります。
「里山」のイメージでつくられているそうで、あまりまちなかの緑では見られない、「山野草」が使われています。

岩田屋前は、今は大きなクリスマスツリーがありますが、それではなく、ベンチで囲むようにあるエゴノキを見ました。福浜キャンパスの本館の階段のところに植わっているエゴノキに比べると大きくて待ち合わせ場所にはぴったりです。

その後は二つの路線(明治通り、国体道路)に分かれて街路樹の観察をしました。
たしかに、交差点だけ違う種類の樹木が使われているところもありました!気がついたでしょうか??

最後に、福岡銀行の創業130周年記念樹として植栽されたケヤキ巨木を見ました。このケヤキの研究には緑地環境学科の矢幡先生が関わっています。
推定樹齢なんと370年、また株立ち状といって幹が複数立ち上がっているのでものすごく迫力があります(写真)。こういった巨木がビルの植栽に使われるのも珍しいですよね。

まちの中の緑はいちばん身近な緑でもあります。
買い物帰りや通学途中に、たまには植物や周りの風景を楽しみながら散歩をしてみるのもいいかもしれません。勉強にも、いい運動にもなりますよ!

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