11月21日の樹木学実習では、街路樹を中心に、天神から舞鶴公園まで歩いて、樹木の観察を行いました。
普段は二丈キャンパスで授業を行なっていますが、今回の学外実習では実際にどのように樹木が街の中で使われているのを見ました。
まずはアクロス福岡のステップガーデン。階段状に整備された屋上緑化で、全国的にも有名な緑空間です。
都市の中の‘山’ということで、設計された当初は全体で76種類の樹木を植えたそうですが、今では鳥などによっていろいろな種類の植物の種子が運ばれたこともあって、種類も増えているそうです(アクロス福岡のホームページでは約120種類とのことです)。
せっかくなので登って観察をしました。
ウバメガシのドングリができていたり、サクラの紅葉が見られたりと、とても気持ちがよかったです。
次にうかがったのは福岡市役所です。
福岡市住宅都市局公園緑地部緑化推進課の宮本さん、石合さんにお話ししていただきました。街路樹を中心に、福岡市のまちの緑について、昨年から研修をしていただいています。
お話の後の質疑応答から、緑ってどんな役に立つのか?、公園が空き地にならないためにはどうしたらいいのか?という興味深い話題も出ました。
お昼休憩後に訪れたのはIMS、岩田屋前広場。普段は買い物に行く場所だと思いますが、今回はそのビルの周りの植物を見ます。
その後は街路樹の観察。天神のあたりは、道ごとに様々な種類の樹木があって、通りを印象づけるのに一役買っています。
これからもっと寒くなってくると、特に冬に葉が落ちる落葉樹の場合、枝ぶりや樹皮を見るのには観察がしやすくなってきます。
買い物や通学ついでに、ちょっとまわりの植物を見てみると、また面白い発見があるかもしれませんね。