こんにちは。ランドスケープデザイン部部長の赤瀬柚加里です。
今回、福博花しるべガーデニングショーに出展させて頂いた庭の制作過程を紹介させて頂きます。
デザインのテーマは「つなぐ庭~和~(わ・なごみ)」です。会場に隣接する警固公園の本殿や、公園内の樹木が背景となり、借景されています。
また、昨年先輩方が制作されたグリーンウォールからアイディアを得て、グリーンウォール灯篭に挑戦しました。畳一枚分のデッキを2体制作し、畳2枚敷きの大きさに仕上げ、全体を茶庭のようなデザインになっています。おこしの際はぜひ靴を脱いでデッキの上でごろんとなって、おくつろぎください。
デザインを決めていく過程
まずはじめに警固公園に現地調査に行き、敷地の課題や問題点について考えました。
部員一人一人がデザインを考え、少しずつまとめていき、ブラッシュアップしていきます。
全体の敷地のイメージをつかむため、1/1のスケールで実際の大きさに図面を書きおこしをしました。紙の上での感覚だけでなく、実際に体感することでさらに改善点などが見つかりました。
最初はラフな線でデザインを考え、全体の構成が決まったら少しずつ詳細部分まで図面に書き込みます。今回の庭で制作したウッドデッキとグリーンウォール灯篭も図面を何度も書き、一から設計し、考えました。
次回は準備段階の作業の様子をご紹介させていただきます。