非常勤講師紹介4人目は秦先生。秦先生は1年後期の樹木学実習と総合実習を担当されています。なんでもこなすユーティリティープレイヤーで様々な知識をお持ちの先生です。
秦 忠広 (はたただひろ)
非常勤講師
担当科目:樹木学実習、総合実習(スポット)
後期から、1年生の授業に関わらせてもらいます秦(ハタ)です。 新入生の皆さん入学おめでとうございます。2年生の皆さんお久しぶりです。
わたしの仕事にいて少し紹介します。
〇植木屋(庭師)
仕事の内容は主に作庭と植栽管理です。楽しいっすよお庭づくり。お客さんの要望や環境など できないものもあるのですが、デザインは自由ですし自分のつくりたいものができます。気にしていることは細部へのこだわり、そのためにはいろんな場所に行ってよく観察する、それをお庭に取り入れる。といったことを考えながら日々生活しています。ツリーハウスや草屋根の家など自然環境に馴染み入るような作品を作っています。ジェイ・アップルトンが「眺望-隠れ家」の概念を考察していて、その中で人は「自らの身を隠し眺望の利く場所」を望んでいると述べています。ツリーハウスや草屋根の家はまさにそのような空間です。デザインの自由度も高いので今後いろんな場所で増えていくのではないかと思っています。
〇地域の活性化
地域資源を活かした活性化計画をつくったり、地域住民の心のよりどころとなるお堂の整備などを行ってます。
計画を作るときには、まず地域資源を拾い上げることからはじめるのですが、その時に「みどりの感性」を持っていることが役に立つのではないかと思っています。この2年間でその感性を磨いていってくれればと思っています。
写真1のお堂はクラウドファンディングで資金を集めました。この事業で思ったことは、人って思った以上にやさしいんだなってこと。もしかしたら緑の仕事って、「やさしさ」っていうような形のないものを表現することも含まれるのかなって思わせてもらった仕事でした。
まちを歩いていると、みどりの感性で「もの」がつくられているなっと思われるものが多くみられるようになったと思います。これからも増えていくと思いますし、それだけ緑に関する仕事も増えていくものと思います。可能性がありますよ緑の仕事。楽しい仕事ですし。
みなさんとは1年の後期しか携わることがないのですが、せっかく知り合う機会があるので、みなさんには自分の頭で考え責任持って行動のできるかっこいい大人になってもらいたいと思います。そのお手伝いが出来たらなって思っていますので、何かあったら気軽に声をかけてください。