*****portfolio design
ポートフォリオを作ろう
西日本短期大学緑地環境学科では、学科独自のプログラムで学生の学習歴・作品集であるポートフォリオを製作しています。緑地環境学科ではたくさんの実習演習の授業を「やった」「終わった」で終わるのではなく、そのプロセス・過程を振り返りながらまとめる「プロセス可視型ポートフォリオ」として学びをまとめ、活用しています。
学生のポートフォリオの事例
表紙:学生それぞれが主人公であることを表現する表紙
学生個々人の個性を表現する表紙は、主人公である学生本人が登場することがルール。学生たちは授業で学ぶAdobe illustrator(絵を描いたり、印刷物を製作するソフト)を使い、自分らしい表紙を製作します(1年後期ポートフォリオデザインにて製作)
目次や履歴:ポートフォリオの内容や履歴、資格など一目でわかるように編集する
ポートフォリオ、学生の2年間で何を学んだかの構造がわかるのが目次です。ただ文章だけでなく、その中で学んだこと、資格、もっと言うと体験をわかりやすく、できれば写真や絵を使い表現します。
「学歴」でなく「学習歴」が大切な時代
緑地環境学科では、一体自分が何を学び、習得したか。自分にはどんな技術や技能があるのか。自分らしさは何か?自分はこんな人間だ!そしてそのためにどんなプロセスで学びを実現したかを大切にしたいと考えています。
社会はどんな学びと成長をその人がたどったかという「学習歴」が重要になってきていると考えるからです。
どんな授業や課題に取り組んだのか、さらには勉強以外も、私がこんな個性があるということを学びの中で考える必要があると考えます。
1年次の実習内容をまとめる:1年生総合実習、緑地管理実習Ⅰ・Ⅱでは造園・園芸・自然環境デザインの基礎的な実習が行われます。
総合実習・緑地管理実習の内容からいくつかの重要項目を取りだし、報告書作成が義務づけられています。「やった」「おわった」で実習は終了するのでなく、まとめ(復習)と課題発見(予習)が重要なのです。
フラワーデザインや花壇に関するポートフォリオのページ
造園だけでなく、自分の知識や技術・技能を拡げるために、コースごとにまとめるページもまとめます。ガーデンデザインコースに所属する学生は学内の花壇、春休みに行われる海ノ中道海浜公園の花時計花壇、フラワーアレンジメントなどをまとめ、花に関する力を表現しています。