「街路樹剪定士」とは

1.「街路樹剪定士」とは

「街路樹の樹形づくりや良好な生育に係る諸作業を直接行なう者」をいう。街路樹剪定士は、街路樹の有する機能と効用を理解し、生きものである街路樹に係る知識を有し、美的剪定を伴った「設定した街路樹の目標像の実現」能力を有し、生命を愛しむ心と、樹形づくりの基本手法に立脚し卓越した技能・技術力により優れた街路景観の創出維持に寄与する。

2.街路樹剪定士の能力

街路樹の置かれた立地条件にもとづき、街路樹としての機能を最大限に発揮できる「街路樹目標像」の設定と、その実現能力を有する。

3.資格の認定

「街路樹剪定士」は、上記2に示す能力レベルについて、当協会の実施する認定試験(「学科試験」・「実技試験」)により判定し、その能力を有すると認められた者を認定するものである。

資格認定者は、街路樹剪定業務の正当な評価を普遍的に得るとともに、業務の質の向上と正当な技術技能の評価を得て対価を受けることを目指すものである。

さらに、資格認定者自らが優れた技術力・技能力を発揮することにより、修景的な評価に対する施工者としての自主的な施工管理基準の確立を図り、もってその技能技術の効率的な継承を図るものとする。

4.受験資格

「街路樹剪定士認定試験」を受験するためには、次のいずれかの条件を満たすものとする。

  1. 造園技能士2級以上(ただし2級の場合は取得後2年以上の剪定業務経験が必要)
  2. 樹木の植栽工事又は剪定業務に直接従事した実務経験の合計が7年以上
    (「街路樹剪定士研修会」の受講には上記の条件は問わない)
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