学びの発表会2010のお知らせ

1月も半分が終わり、いよいよ今年度の授業も残りあとわずかになってきました。学生達にとってもまとめの時期ですね。西日本短期大学緑地環境学科では、この1年間のまとめとして下記の要領で「学びの発表会」を行います。2年生はゼミ活動を、1年生は後期の設計演習を発表しますので、是非ご参加ください。

“学びの発表会2010のお知らせ” の続きを読む

樹木・緑化植物の生産地見学へ行ってきました・・・総合実習

11月20日に久留米市田主丸町へ樹木・緑化用植物を中心とした生産現場への見学会を1年生が行いました。

見学は企業さんや植木組合の協力をいただき様々な植物が生産される生の現場を体験しようと企画しました。

今回見学したのは、内山グリーン株式会社さん(リンクは直営のガーデンショップ「さんぽ道」)、田主丸町植木農業協同組合地方卸売市場さん、2コースに分かれて愛花夢園芸古賀さん有限会社田主丸緑地建設さんです。

それぞれの見学先で、植物の新しい品種や、実際に根巻や仕立の作業をしているところなどを見せていただいたり、土の配合や温室の管理、実際の現場での植物の使い方などについて、貴重なお話をうかがうことができました。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

「花ものがたり」の感謝祭・文化祭

どうも、N講師です。あれよあれよという間に九州の秋が終りに近づいています。夏から取り組んできた、緑地環境学科運営の秋の感謝祭、その勢いで結局参加した文化祭も無事?に終了しました。皆それぞれの感謝祭・文化祭だったと思います。

特に秋の感謝祭は準備を学生・教員・職員さらにはOBと一丸となって取り組みました。出来上がったものはすべてメイド・イン・緑地環境学生と言っていいほどの手作りです。

緑地環境学科では昨年の感謝祭から「花ものがたり」というブランド名で出店をしています。私が顧問を務めるLD(ランドスケープデザイン)部の学生たちが、ゼミや緑地環境の学生が多くいるクラブに呼びかけて実現し、今回も学生たちの出店の中心になって、感謝祭のにぎわいを演出するお手伝いをしました。

目印にしている、昨年度の学生が制作した看板。今年も学生が修理して使用しました。ちなみにタイトル文字は今年卒業した俣野君のものが採用されています。

花ものがたりには今年、LD部の他、表千家茶道部が昨年に引き続きカフェを(看板タイトルのガーデニングカフェ担当です)、卜部ゼミがグリーンインテリアの販売、アクアプランツ部はアクアプランツの販売、大石ゼミは八っ八楽々屋(以前紹介してますので省略)を行いました。

今回は、LD部はK部長が実行委員長になった他、主戦力と思われる二年生は、実行委員や各部署の主戦力としてがんばったので、店に顔が出すことができず、結果一年生中心で運営することになり大変だったと思います。

そんなこともあり、その勢いと二年生のうっぷん晴らしに文化祭でも「花ものがたり」を出店しました。少し余裕があったせいか、文化祭ではかなりまったりした「花ものがたり」が出現し、K先生らのみどりら部やあご兄やん(実はO講師)のコーヒーショップも加わり、これまた素敵なお店になってしまいました。

西短の図書館

当たり前ですが、福浜キャンパスには図書館があります。ご存じのように西日本短期大学は法学科、緑地環境学科(造園科)の2学科が歴史が古い(すみませんなんかもっといい言い方ないかな?)んですが、図書館で蔵書をみるとその証を見ることができます。開架の図書だけでも造園に関する様々な書籍があり、本好きの私は楽しくてたまりません。学校の図書館の本は、その学校のカラーが出るので楽しいですよ。大学では図書館以外に、研究室や情報センターのような場所にも蔵書がある場合があります。西短の緑地環境学科は造園科設置から40年を超える歴史を持っているだけあって、造園・緑地・環境・ガーデニングなど関連蔵書も歴史を感じますし、雑誌も海外の関連誌が並んでいます。最近はインターネットでいろんなことがすぐ調べれるのですけど、図書館で本借りるのもいいですね。

 最近は古典と言われるような古い本を手にすることが増えました。私の学生の頃は造園関連の書籍も雑誌もそれほど多く出版されていなかったのですが、近年は造園を初め環境やガーデニングの本もずいぶんたくさん出版されていて、どれを読んでいいのか分からないということもあります。そのような中で名著と呼ばれる本を再度開いてみると、非常に興味深いことが記されていたりしますよ。読書の秋、本を片手に公園・庭園・まちへ繰り出したいと思います。

 

業界の話題を聞く/小西範揚さん(田主丸緑地建設)...総合演習ⅠB

緑地環境学科ではキャリアデザイン科目の中で先輩の話を聞く講座をシリーズで開講しています。柱は3本で、①当学科の教授陣が自分はこうやって学び自分を研鑽したという話を聞く「自分の磨き方」講座。②卒業したての先輩を招き、学生時代の経験や就職活動、就職して今考えることを聞く「先輩の話を聞く」、そして③業界で活躍する、プロフェッショナルを招いて、業界の話や人生談を聞く「業界の話題を聞く」講座です。これから社会に向かって歩んでいく学生たちに多くの経験談から自分の将来の一助にしてもらおうと企画しています。

今回は、福岡で今注目されるランドスケープデザイナー(ガーデンクリエーターと言っていました)、田主丸緑地建設の小西範揚さんをまねきました。小西さんは福岡県の植木生産地田主丸にある造園業・植木生産業者の2代目で、「小さな森のつくり方」というエクステリアのブランドを立ち上げ、生産業者の強みを生かし、緑いっぱいの住宅外部空間のデザインで知られ、現在多くのプロジェクトに関わっています。しかし、木をいっぱい植えるといっても、ただ植えればいいのではないですよね。そのままだと藪になってしまう。小西さんはエクステリアのデザインは意外に見逃されていて、いくら建築が良くても外部空間が活かされていないとその住宅・生活空間のデザインや景観はひどいものになっていしまう。トータルでデザインされないといけないと考え、洗練された外部空間を、建築やインテリアを考えてしっかりデザインすることの大切さを話してくれました。結果として多くの植物を植えることが提案でき、日本・アジアらしいしっとりとしたランドスケープができるのだそうです。

また、小西さんは現在どんな勉強をすることが大切かという問いに、基礎てきな理論を学んでおくこと、現在の時代性を見極める感性を磨くために、様々な空間やファッション、デザインをみることと説明してくれました。

Facebook
INSTAGRAM