集中講義「ビオトープ演習」を開講しています

西日本短期大学緑地環境学科では、夏休みもいろいろな講習会や集中講義、研修旅行などが開催されます。

8月は3級造園技能検定、3級園芸装飾技能士、2級造園技能士、2級園芸装飾技能士の直前講習と試験が開催されました。

今日は土曜日にもかかわらずビオトープ管理士の試験に向けて集中講義「ビオトープ演習」を開講しました。学生は9月30日にある試験に向け、一生懸命勉強しています!

ビオトープ演習の風景

緑地環境学科で、必要な単位を取得すると2級ビオトープ計画管理士の試験が一部免除になるのですが、今年は免除の対象ではない1年生も多数受験する予定です。

9月は、これ以外にも京都への研修旅行(9月18日~20日)や福岡市造園建設業と学生の合同勉強会(9月21日)、ガーデニングワールドカップ2012施工現場への見学会(ハウステンボス:9月24日)など行事が盛り沢山です!

造園技能検定に向けて

緑地環境学科では今年も造園技能検定に向けて練習が進んでいます。

1年生は全員3級造園技能検定の取得を目指します。総合実習で技能検定の取得に向けた基礎的な技術を習得でいる実習内容になっています。また、直線講習も開講され、実技や学科をしっかり身につける事ができるようになっています。

1年生の中には高校時代に3級造園技能士や2級造園技能士を取得してきた学生もいます。3級造園技能士を取得している学生は2級造園技能検定を、2級造園技能士を取得している学生は2級園芸技能検定を受ける準備をしています。

社会人として造園関係の会社で実務経験を持つ学生は1級造園技能士を目指して練習中です!

それぞれの目標とする検定に向けてみんながんばってください!

樹木鑑定試験を実施しました

緑地環境学科では造園の基本となる植物教育に力を入れており、樹種名を鑑定出来るようにしています。樹木鑑定は造園芸術、ガーデンデザイン、自然環境デザインのどのコースに進んでも必ず必要になる技術です。1年生は本物の樹木を見ながら勉強できるように「造園樹木学」を二丈キャンパスで開講したり、植物関連だけでなく設計の授業などでも意識的に樹種名を聞くなどしています。

1年生は入学してから4ヶ月間で、2年生は1年4ヶ月でどの程度の樹木がわかるようになったか確認するために7月19日に、1年生、2年生合同で実施しました。

樹木鑑定テスト

鑑定テストは1〜70の番号を付けた机上に置かれた枝葉の前に、1人ずつ並び、1樹種30秒で解答を記入。30秒たったら、次の番号の前に一斉に移動。従って試験時間は、35分間で終了することになります。

今回の鑑定テストの結果は、集計後順位順に発表されることになっています。学生が切磋琢磨して「植物に強い西短」と言われることを目指しています。

このテストは定期的に実施され学生が自分の植物鑑定の実力の確認が出来るようになる予定です。

社会人から学ぶ・・・造園、自然環境の先輩から(2012年の記事です)

緑地環境学科の1年生は現在、自らの進路のための第一段階であるコース選択の時期をむかえています。造園芸術ガーデンデザイン自然環境デザインの3つのコースから自分の主専攻を決定する重要な時期です。

キャリアデザインの授業では今週と来週の2回に分けて、それぞれの分野で活躍する先輩を、お迎えしてお話を聞く「社会人から学ぶ」を行っています。

今回7月12日の3限目のキャリアデザインでは造園の分野から西短造園芸術コースの先輩でもあるエクステリア&ガーデンデザイン フレスコ代表、杉野直人さんと自然環境の分野で活躍され、本学科の非常勤講師でもあるまほろば自然学校代表、岩熊志保さんからお話をお聞きしました。

杉野さんは1993年に当時の造園科造園芸術コースを卒業、造園会社を経て現在「エクステリア&ガーデンデザイン フレスコ」を福岡市で経営されています。杉野さんからは、学生時代のアルバイトのはなし、就職してからの体験や仕事をする上での心構え、独立してからの苦労など、自らが20代30代をどういうふうに考え仕事をしてきたかを話していただきました造園の仕事に限らず、仕事に向き合うという考え方の話しに学生たちも聞き入っていました。ある程度のキャリアになると自分の意志・やる気とは関係なく大きな仕事が入ってくるようになるが、自分で出来ないと言ってしまうとそれ以上伸びなくなってしまう。という話など学生時代にも考えられる教訓もたくさんあるように感じました。

岩熊さんからは自分が今まで歩んできた学びと仕事、自然環境に関わる仕事の現状を大変わかりやすくお話いただきました。仕事をやっていくうえで身体・心・お金のバランスは大変重要であること、何がやりたいのか、好きなことが直接仕事に結びつかないことの方が社会では多く、仕事の中にいかに、好きなことを見つけ結び付けていくかということをお話されました。この部分は大変勉強になりました。また、岩熊さんも短大時代に造園史や製図実習を授業でとり当時は苦手で苦労したが、生き物だけでなく広く勉強できたことは現在、環境教育や自然環境の仕事をやる上でいろいろと役に立っているというのも学生にとっては大きなヒントになるような気がしました。

お二人からそれぞれの立場から話題提供していただきその後、大隣准教授のコーディネートで、1年生の質問などを交えながら会話が行われました。今回は沢山の質問が1年生から飛び出して、お二人から大変貴重なご意見をお聞き出来ました。

林内間伐・整理を行いました:総合実習

6月5日(火)の総合実習では、二丈キャンパス内の林内間伐・整理を行いました。

午前中は、まず矢幡先生より、なぜ間伐をすることが必要なのか、どのくらいの密度が森林の健全な育成には適当かといった内容の講義がありました。

森は大切、ということはなんとなく感じているかもしれませんが、特に人工林や人の手が入った森林では、手入れが必要になります。間伐は、混み合ってきた森林で、樹木の生育を良くするための、手入れの伐採です。森林には、いろいろなはたらきがありますが、適切な間伐によって地面まで太陽の光が入るようになると、草が生え、保水や土砂災害防止といった自然環境の保全にもつながります。また、最近では特に、森林の二酸化炭素の吸収の面でも間伐が注目されています。

今は、造園の仕事であっても、環境保全の視点を持った緑地の管理が求められ、特に身近な環境のことを知り、保全する技術の必要性が高まっています。 “林内間伐・整理を行いました:総合実習” の続きを読む

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