樹木鑑定テストの季節です

今年も樹木鑑定テストの季節がやって来ました。6月28日に実施予定です。

樹木鑑定試験の様子

樹木鑑定試験とは

西日本短期大学緑地環境学科では、造園の基本となる植物・樹木の知識を身につけるため、まずは身近な樹木の名前と実物を一致させることができるように、「樹木鑑定試験」を1年生、2年生合同で行っています。

樹木鑑定試験の方法

    • 樹木の枝と葉を見て樹種名と科名を答えます。
    • 1〜50の番号を付けた机の上に置かれた樹木の枝葉の前に、1人ずつ並び、1樹種30秒で解答を記入。
    • 30秒たったら、次の番号の前に一斉に移動します。
    • 樹種名、科名は各1点で、50種類の樹木について答えます(100点満点)。今回の合格点は70点に設定されています。

多くの学生は緑地環境学科に入学するまで樹木の名前を殆ど知らないという学生も多くいます。1年生は、二丈キャンパスで開講されている「造園樹木学」を中心に樹木の種類やその使い方について勉強しています。その成果を確認する試験でもあります。2年生はこれまでに学んできた知識を復習し、さらに庭造りなどに活用するための試験です。

試験に向けての取り組み

これから試験までに1ヶ月間はテストにでる樹木の枝が2号館2階に並びます。みんなその樹木を使って試験に備えましょう!

今回は、緑花部のみなさんが福浜キャンパスの樹木を集めてくれました。ありがとうございます。

緑花部のみなさんが準備してくれました
緑花部のみなさんが準備してくれました

コンテナガーデンコンテスト(ハウステンボス)で金賞を受賞

大田ゼミ生の馬田と徳久です。

馬田と徳久です。
馬田と徳久です。

今回、ハウステンボス 100万本のバラ祭りのコンテストにハンギングバスケット部門に3つ、コンテナガーデン部門に5つの作品を出展しました。

その結果、コンテナガーデン部門で金賞・杉元 銀賞・山之内、呉(2名)を頂きました。残念ながらハンギングバスケット部門での入賞はありませんでした。
制作は大変でしたがみんなとても良い作品ができたと思います。
秋のコンテストでもさらに良い作品ができるように頑張りたいです。

入賞した作品の紹介

まずは入賞した3つの作品を紹介します。

その他の作品も紹介します。

福博花しるべガーデニングショー(福岡市主催)に出展しました。

鯵坂&行徳(拓)です
鯵坂&行徳(拓)です

緑地環境学科西川ゼミナールの鯵坂と行徳です!

今回、西川ゼミナールでは、警固公園で開催されている福博花しるべ ガーデニングショーに出展しました。初日は雨でしたが、翌日からは天気も回復したくさんの参加者が訪れました。

2014年4月5日~13日まで、展示されていますので是非、お立ち寄りください。イベント情報

自分たちの施工した庭の説明を参加者の方々にしていくうちたくさんの方々と交流することができました。また、説明をすることで自分たちで設計から施工まですべてを行ったことを実感し自信にもなりました。

つなぐ庭~話~
つなぐ庭~話~

 

宮崎大学田野フィールドで見つけた珍しい生き物たち

岩間です!
宮崎大学田野フィールド、珍しい生き物たちのブログをかきました!

こんにちは!
自然環境デザインコースの岩間です。
そろそろ春が近づいてきましたね~
今回は2月19日~21日に行った自然環境調査実習で、宮崎大学の演習林内にてみつけた生き物たちを紹介します!

■1日目、樹木採取のとき
雨の中、びしょびしょに濡れながら樹木の説明を聞いていました。説明の中には、天然記念物に指定されているハナガカシや絶滅危惧種のヤマハンショウヅルの説明があり、実際に見ることが出来ました。これらの植物も珍しいのですが、その中でも一番珍しいと思ったのが“ツチトリモチの仲間”です。ツチトリモチの仲間は、寄生植物で各樹種の根に寄生して花を出します。このとき見た“ツチトリモチの仲間”は、基本的なツチトリモチ(http://www.plantsindex.com/参照)と比べて表面の凹凸が大きく、インターネットや図鑑で調べましたが該当するものが見つかりませんでした。ひょっとしたら大発見なツチトリモチかもしれません。

 

■2日目 山地測量のとき
2日目は、天気も良く実習日和でした。今日は山地測量ということで、宮崎大学演習林内で測量を行いました。実習中、ふと谷間を見てみると、見たことのないきのこがありました。それは、傘の表面に毛がたくさん生えていて触るとフワフワしていて、シワがあり、奇妙な形をしていました。きのこ好きの私でも謎のきのこだったので、宮崎大学の先生に許可をもらい採取して持ち帰りました。インターネットや本で調べてみましたが見つからず…。なんやろか?って思っていた時、たまたまある本屋さんで見つけた「原色きのこ図鑑」(株式会社 北隆館)にそのきのこが載っていました!そのきのこの正体は、“ヒダウロコタケ(タチウロコタケ科)”という熱帯性のきのこで、宮崎県では何も情報はありませんでしたが、愛媛県では絶滅危惧Ⅰ類に指定されている希少性の高いきのこだということが分かりました。調べ上げたときは、とってもスッキリしました。

■3日目 生態生理実験のとき
最終日、植生調査を終え宮崎大学の学生さんが行っている実験の説明を聞きました。その時に発見したのが“ヤッコソウ”です。“ヤッコソウ”はツチトリモチ類と同じく樹木(主にシイ類)に寄生する寄生植物で、宮崎県の特別天然記念物に指定されている貴重な植物です。本来、開花時期は10月~11月頃なのですが、今回は2月にもかかわらず発見することが出来ました。まさか、こんなところで“ヤッコソウ”に出会えるなんて思っていなかったので感動していました。

“ヤッコソウ”をインターネットで調べてみると、とてもユニークな生態をしていました。“ヤッコソウ”には、おしべの中にめしべがあって、おしべは時間がたつと、おしべの帽子をとってめしべをだします。(イラストを参照)めしべには甘い蜜がでていて、小鳥たちを呼んでいるみたいです。今回、私たちが見た“ヤッコソウ”はすべておしべの部分だということが分かりました。あの時、おしべの帽子だと分かっていたら、めしべを見ることができたかもしれません。めしべ見たかったな…。今度見る時があったら、おしべ、めしべ両方を見てみたいです。(めしべの写真はhttp://www.ffpri-skk.affrc.go.jp/参照)

ヤッコウソウのイラスト
ヤッコウソウは、おしべ帽をとってめしべが顔を出します。

私的ではありますが、今年の4月からまほろば自然学校のスタッフとしてがんばります!(きのこちゃんになります!)
まほろば自然学校のブログもありますので、こちらもぜひ!見てみてください。
http://mahoroba2005.blog50.fc2.com/

自然環境調査実習(宮崎大学田野フィールド)に来ました

緑地環境学科では2014年2月19日〜21日にかけて自然環境デザインコースの1年生を中心に自然環境調査実習に来ています。

宮崎大学の高木正博准教授の協力で、宮崎大学田野フィールドに泊まりこみでの実習です。

一日目(2月19日)は高木先生の案内で演習林内の樹木採取をおこないました。九州南部でしか見ることが出来ない植物や絶滅危惧種なども紹介していただきました。普段、二丈キャンパスで見慣れている植物でも、田野フィールドでは違って見えるものも多く、山の中で育った樹形などを見ることも出来て勉強になりました。

夜には樹木鑑定試験をするということで、食後は自分たちが採取した植物で復習していました。

自分たちの部屋でも
自分たちの部屋でも
食堂で復習中
食堂で復習中
図鑑を見ながら復習中
図鑑を見ながら復習中

夜には樹木鑑定試験を実施しました。樹木採取で解説があった40種のうちから20種類の試験をしました。

樹木鑑定試験 in 田野フィールド
樹木鑑定試験 in 田野フィールド
解説があった40種をチェック
解説があった40種をチェック

自分たちがこれまで覚えた樹木も新しく知った樹木もどちらもしっかりわかるようになりました!

 

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