福岡市植物園の中にある福岡市造園建設業協会のモデル庭園区域の中に、西日本短期大学緑地環境学科のモデル庭園を作ることが出来ました。 このモデル庭園は平成22年8月から大隣ゼミの学生が計画・設計を担当し、平成23年2月7日から2月10日の4日間で大隣ゼミの学生を中心に施工を行いました。
冬の樹木観察(冬芽&葉痕観察編)
1年生の授業で、冬の樹木観察を行った際の様子を紹介します。
12月、二丈キャンパスで冬芽(ふゆめ/とうが)と葉痕(ようこん)の観察を行いました。
冬芽というのは文字通り、樹木が寒い冬を越すための‘芽’のことで、春以降の葉っぱや花になっていきます。
また、葉痕というのは、葉の落ちたあとのこと、小さくてなかなか見にくいものもありますが、人の顔や動物の顔に見えるような、面白い形のものもあります。
冬の樹木では、葉っぱなどがない場合、何の樹木かどうか調べるときに、この冬芽なども大切な手掛かりとなります。
今回は、見方をおぼえる、ということで、割と肉眼でも見やすい大きめの冬芽と葉痕の観察をしました。
まずは二丈キャンパスを歩いて回り、解説を聞きながら観察をしていきます。
そのあとに丁寧にスケッチをしていきます。
普段は小さくて見逃しがちな冬芽、葉痕ですが、じっくり見てみるとまた違った発見がありますね!
良い天気で、絶好の観察日和でした。
冬の樹木観察(まちなか観察編)
1年生の授業で、冬の樹木観察を行いました。
冬に樹木観察??と思うかもしれませんが、落葉樹の場合、枝がよく見えるので、樹木全体の形や樹皮を見るのには観察がしやすく、春や夏とはまた違った魅力があります。
今回は12月7日に行った樹木観察の様子を紹介します。
街路樹を中心に、天神から大濠公園まで歩いて、樹木の観察を行いました。
クロマツの剪定(古葉落とし)・・・緑地管理実習Ⅱ
剪定は、植物の種類によってやり方が変わるのはもちろん、地方によっても変わってきます。九州ではマツを剪定する場合、どっしりと力強い雰囲気の仕立てを好むことが多いとのこと。
クロマツは福岡の海岸沿いなどにも多く見られる松で、名前のとおり幹が黒っぽい色をしているのが特徴です。枝ぶりが太く、葉も硬いので、別名「雄松」ともいいます。
今回のマツの古葉落としでは、その名前のとおり、マツの古い葉を取り除いて、すっきりきれいにさせるのですが、さすがクロマツ、葉が鋭いだけあって手の甲にささります。さらに松ヤニで手はベタベタ、毛虫もちらほら…。
しかし、この作業をすることで、マツは格好良く、健康な状態を保つことができます!
3~4人で班を組み、手入れをしていきます。
だんだんと作業にも慣れ、みんな黙々と進めていったので、予想よりも早く、さっぱりと仕上げることができました。(まだ終わらなかった班も次回以降、仕上げられそうです。)
日本庭園などにある松が、いかによく管理されてあるかを実感したのではないでしょうか…
これを機会に、冬休みには身近な松、地元の松の様子をぜひじっくり見てみてくださいね。
樹木・緑化植物の生産地見学へ行ってきました・・・総合実習
11月20日に久留米市田主丸町へ樹木・緑化用植物を中心とした生産現場への見学会を1年生が行いました。
見学は企業さんや植木組合の協力をいただき様々な植物が生産される生の現場を体験しようと企画しました。
今回見学したのは、内山グリーン株式会社さん(リンクは直営のガーデンショップ「さんぽ道」)、田主丸町植木農業協同組合地方卸売市場さん、2コースに分かれて愛花夢園芸古賀さんと有限会社田主丸緑地建設さんです。
それぞれの見学先で、植物の新しい品種や、実際に根巻や仕立の作業をしているところなどを見せていただいたり、土の配合や温室の管理、実際の現場での植物の使い方などについて、貴重なお話をうかがうことができました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。