前期の授業、試験が終了し、やっと夏休み!
…と、ほっとした人も多いかと思いますが、緑地環境学科では、夏休み中もいろいろな講習会や集中講義、研修旅行などが開催されます。
8月1日(木)からは、造園技能検定3級、園芸装飾技能検定2級、3級の実技講習が二丈キャンパスで行われています。

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緑のしごと発見では多くの体験プログラムを準備しました。
今回紹介するのは樹木の植え替えを行うとき、なるべく樹木の負担を軽くするために行う「根巻き」という造園の技術の実演です。
植物は、根から水や養分を吸い上げます。根が痛むと植物は弱ってしまいます。樹木を植え替える時には、根を掘り上げる必要がありますが、植物にあまり負担をかけないように土をつけたまま掘りとります。掘りとった部分を“根鉢”と言います。この根鉢が崩れないように養生テープを巻いてロープで縛り根鉢を保護します。この技術を「根巻き」といいます。(土を付けないで掘り取る「振るい」という方法もあります。)
「緑のしごと発見!」では卒業生の小森晴人(平成23年 造園芸術コース卒業)さんが、この根巻きの実演をしてくださいました。
その様子を動画で撮影していますのでぜひご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=Z6U6ZUT6eWk
6月9日(日)、「緑のしごと発見!」が行われました。
今回は午後のプログラムから、「生き物調査」の様子を報告します。
「生き物調査」には、生き物大好きな小学生3人と、女子高生2人が参加してくれました。
あいにくの雨模様で、生き物が見つかるかどうかが心配でしたが、参加者のみなさんは好奇心旺盛に二丈キャンパスを探しまわっていました。
二丈キャンパスは、キャンパス内に川が流れ、背景には山があり、また花いっぱいの場所もあり、様々な生き物をみることができます。
植物以外の生き物について、二丈キャンパスではどのようなものがいるのか、2年生の「造園昆虫・動物学演習」の授業、また1年生の「総合実習」の生物調査の回でも調査を行っています。
今年の調査でも、日本のレッドデータ※(環境省)で絶滅危惧Ⅱ類に指定されているイトアメンボや、準絶滅危惧指定のアカハライモリ、福岡県のレッドデータで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているニホンアカガエルなどが見つかっており、非常に良好な水辺環境があることがわかってきている二丈キャンパス。※レッドデータとは、絶滅しそうな生き物の種類やその原因についてまとめたものです
今の時期はホタルを見に来られる方の姿がちらほら…
だんだんと日が落ちてきたころを見計らって探してみたところ、今年も二丈キャンパスでホタルをみることができました!
ふわっと光を放つ姿はとても幻想的でした。
残念ながら、写真はうまく撮ることができなかったのでありません。
ホタルの光の撮影に成功された方がもしいらっしゃいましたら、コメント欄にご一報ください!
※ホタル観賞の際は、生き物たちを驚かさないよう、安全な場所から静かに見守って下さい。川や池に入るのは、生き物たちのすみかをこわしてしまうとともに、けがをする恐れもありますので絶対にやめて下さい。今の時期はマムシ等危険な生物もおります。こちらではけがや事故等の責任を取りかねますので、ご注意いただきたく、よろしくお願いします。また、学校では案内等は行っておりません。ご了承ください。