平成28年度前期 樹木鑑定試験を行いました。

7月9日(土)に、今年度のまとめとなる「樹木鑑定試験」を行いました。

試験中の様子
試験中の様子

樹木鑑定試験とは

西日本短期大学緑地環境学科では、造園の基本となる植物・樹木の知識を身につけるため、まずは身近な樹木の名前と実物を一致させることができるように、「樹木鑑定試験」を1年生、2年生合同で行っています。

樹木鑑定試験の方法

    • 樹木の枝と葉を見て樹種名と科名を答えます。
    • 1〜50の番号を付けた机の上に置かれた樹木の枝葉の前に、1人ずつ並び、1樹種30秒で解答を記入。
    • 30秒たったら、次の番号の前に一斉に移動します。
    • 樹種名、科名は各1点で、50種類の樹木について答えます(100点満点)。今回の合格点は70点に設定されています。
    • 合格点に達するまで繰り返し行います。

多くの学生は緑地環境学科に入学するまで樹木の名前を殆ど知らないという学生も多くいます。1年生は、二丈キャンパスで開講されている「造園樹木学」を中心に樹木の種類やその使い方について勉強しています。その成果を確認する試験でもあります。2年生はこれまでに学んできた知識を復習し、さらに庭造りなどに活用するための試験です。

試験結果

今年度前期1回目の結果です。2年生は割と高得点ですぐ合格していきましたが、1年生には難しかったのが多かったのでしょうか?なかなか点数が伸びず苦戦していました。

後期に行う試験では、前期の苦戦を活かして全員1発合格を目指してほしいと思います。

試験結果
試験結果

 

事前学習の様子。

二丈キャンパスで行っている造園樹木学(1年前期 必修授業)の様子です。

みなさん必死に覚えています
みなさん必死に覚えています

試験直前の授業では、覚えてもらうために試験対象樹種の枝葉を集めてみんなで教えあっています。

鑑定試験を行うにあたり、二丈キャンパスに植わっている樹木を見て回ったり、採集して押し葉にしたりしています。

「みどり」に関わる仕事に就くのであれば欠かせない樹木の知識。100樹種くらいは覚えて卒業していってほしいものですね!

樹木それぞれの特徴を把握したらおのずと名前が結びついてくると私は思います!頑張ろう!

二丈キャンパスの生き物たち

ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタ

6月13日のガーデニング実習は二丈キャンパスの生物の達のリストを作るため、手分けして生物の写真を撮る作業でした。

二丈キャンパス事務所前の木の下で必死に写真を撮っていると、上にマイマイカブリが!と言われ上を見るとマイマイカブリではなく、なんと大きなノコギリクワガタが!!

もう夏が来るんだなと感じさせられました☀️

学生ホール前には産卵の為海に向かう真っ赤なアカテガニが、他にはアカハライモリ、変体途中のカエルもいました。

これから夏にかけていろいろな生物達が出てくると思うので楽しみです!!

アカテガニ
アカテガニ
アカハライモリ
アカハライモリ
変体途中のカエル
変体途中のカエル

なんじゃもんじゃが満開です

西日本短期大学 二丈キャンパスには130本ほどのなんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)が綺麗に咲きました。

今年のなんじゃもんじゃはここ数年の中で一番きれいに咲いたようです。ゴールデンウィークに入ることですし是非一度御覧ください

休み中はキャンパス内には車で入ることが出来ません。車は入口付近に停めていただき、歩いて散策してください

42回全国造園デザインコンクールで今年も受賞

今年春に行われた第42回全国造園デザインコンクール(一般社団法人日本造園建設業協会主催)で緑地環境学科西川研究室の学生グループとランドスケープデザイン部のグループが提出した作品が入選・一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞と佳作をそれぞれ受賞しました。今年の応募作品は大学生の部127作品、高校生の部309作品あわせて436作品で、そのなかから特別賞が6作品に贈られました。一昨年、昨年と3年連続で特別賞受賞となりましたが、3回連続の特別賞は42回行われてきた全国造園デザインコンクールの大学生の部では初めての快挙のようです。

 

『今年受賞した西日本短期大学の作品』

■入選・ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞 『つながる庭―人と風景、人と自然、人と人がつながる』

作品制作メンバー:神田奈緒、秋山彩子、長田航大、岩橋直路、香田拓也、永嶺崚太、山本章歌/西川研究室

2015年度の研究室活動のまとめとして、二丈キャンパス内に制作した作品で、昨年11月から設計をスタートし1月中旬に完成という非常に短期間で制作を行いました。もともと昨年造園学会会長賞を受賞した「風景をつなぐ階段の庭」に隣接し、ふたごの庭として一昨年に制作する計画でしたが、今年度11月から再度デザインを行いなおし、1月初旬までの短い期間に施工までを行い完成させました。

講評では審査担当された先生から以下(日造協ホームページより抜粋)のように大変高い評価をいただきました。

「(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞は、全作品の中で、着想・デザイン等の最も優れた作品として、西日本短期大学の神田奈緒さんの実習作品「つながる庭」が受賞されました。
造園デザインの特徴は、植栽による空間デザインであること以外にも、大きな特徴として、設計と施工が一体となって具体化していく行為であること、自然地形を使って風景や環境をデザインしていくことの2点が挙げられます。
この実習作品は、傾斜のある地形と周辺環境との関係をよく理解し、デザインコンセプトの検討から、原寸大までの様々な模型によるスタディをチーム全員で共有した上で、緻密に施工計画をたて短期間で工事を完成させています。
また、施工中に明らかになった設計上の課題を解決する設計変更も行われたことも確認できました。
指導された先生の造園教育理念も含め、造園デザインのあるべき姿を感じることができました。」

二丈つながる庭2015

写真:ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞を受賞した作品

 

■佳作『みどりの渦』

作品制作メンバー:永嶺崚太、岩橋直路、神田奈緒、秋山彩子、長田航大、香田拓也、山本章歌/西川研究室

この作品はオープンキャンパスで製作したデモンストレーション庭園で、室内で製作しています。本当は屋外でまったく別のデザインの庭園を製作する予定だったのですが、台風の影響で急遽デザインし直して屋内に制作しました。台風の影響ということもあり台風の渦をモチーフにデザインし、背景となる曲線の竹垣など学生らしい柔らかさも取り込んでいます。

オープンキャンパス

写真:佳作を受賞した作品

 

受賞式後の懇親会では「西日本短期大学の安定したモノづくり力・デザイン力」を多くの先生方から指摘頂き、「デザインから施工、管理まで」の学びのコンセプトが今後のまちづくり、造園・ランドスケープにおいて重要になってきていることを実感することが出来きました。

 

福博花しるべflowership 「ガーデニングショー」に出展しています

桜満開の季節、6回目の開催となる福岡市主催の花と緑のイベント「福博花しるべflowership2016ガーデニングショー」が今年も福岡市中央区の警固公園で開幕し4月2日(土)から4月10日(日)まで開催されています。

学生制作花壇つなぐ庭「渦」

緑地環境学科では今年も出展花壇を西川研究室と西日本短大ランドスケープデザイン部のメンバーが制作しています。テーマはつなぐ庭「渦」、渦巻き型の花壇が学生の情熱を表現しています。また今回は高校生とのコラボ花壇を昨年に引き続き制作、同じく渦巻き型の花壇で、この2つの出展花壇を合わせ『福岡学生花壇「うず・うず」』の完成です。新2年生たちの挑戦が始まりました。

その他にもガーデンデザインコースの学生がハンギングバスケットコンテストへ、緑花部花壇コンテストへ出展しています。

4月2日(土)、3日(日)(12時頃まで)は学生達の制作風景を公開していますので、学生たちに会えるチャンスです。是非警固公園までお越しください。

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