大田ゼミナール(園芸ガーデニング研究室)では、7月24日(水)、福岡市緑のまちづくり協会の主催で行われた、緑のコーディネーター研修会「きれいな花壇をつくるには」のセミナーで、福岡タワー北側駐車場前の敷地に、市民の方々と花壇をつくりました。
当日は、普段、地域の植栽ボランティア等をされていらっしゃる24名の方が参加されました。
樹木の植え替えってどうするの?「緑のしごと発見!」
緑のしごと発見では多くの体験プログラムを準備しました。
今回紹介するのは樹木の植え替えを行うとき、なるべく樹木の負担を軽くするために行う「根巻き」という造園の技術の実演です。
植物は、根から水や養分を吸い上げます。根が痛むと植物は弱ってしまいます。樹木を植え替える時には、根を掘り上げる必要がありますが、植物にあまり負担をかけないように土をつけたまま掘りとります。掘りとった部分を“根鉢”と言います。この根鉢が崩れないように養生テープを巻いてロープで縛り根鉢を保護します。この技術を「根巻き」といいます。(土を付けないで掘り取る「振るい」という方法もあります。)
「緑のしごと発見!」では卒業生の小森晴人(平成23年 造園芸術コース卒業)さんが、この根巻きの実演をしてくださいました。
その様子を動画で撮影していますのでぜひご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=Z6U6ZUT6eWk
インターハイ会場で花壇を作りました
高校生最大のスポーツの祭典である全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が開催されます。平成25年インターハイは、福岡・佐賀・長崎・大分の北部九州4県で開催され、福岡ではソフトボール、サッカー(男子)、テニス、柔道、水泳(飛込・水球)が開催されます。
大石ゼミと大田ゼミでは、7月28日から8月7日まで、サッカーやテニスが開催される博多の森陸上競技場、テニスコート、そしてレベルファイブスタジアムでインターハイに参加する全国の高校生を歓迎して大会を盛り上げようと花壇を作りました。
作業には東福岡高校の陸上部のみなさんがボランティアとして花壇づくりに参加してくれました。
試験や課題の締切が迫る学期末のあまり時間がない中でデザインを考える事からスタートし、打ち合わせと下準備を行いました。自分たちで作業するだけでなくボランティアの高校生に作業をわかってもらうために資料を準備するなどしました。
当日は大変な猛暑でしたが、ゼミ生で花壇の土入れ作業からスタートし、各持ち場のセッティングをして、引き続き高校生の植え込みの指導を行いました。
陸上部で日頃から鍛えているからでしょうか、みんな暑さをものともせず、あっという間に植え込みを終わらせて下さいました。みんな元気で明るく、ハキハキとしてとても楽しい時間を物ことができました。
花壇はそれぞれテーマがあり、テニスコートはテニスラケットを型どり、サッカー競技場はサッカーのゴールとボールを虹色のシュートでデザインしました。
博多の森陸上競技場(陸上の練習場)は足型をモチーフにしています。
実際の施工はなかなか思う様にはいきませんでしたが、高校生の皆さんと一緒に作った花壇は、とても想い出深い物となりました。
インターハイに選手として参加する高校生も、応援に行かれる方も、そうでない方も是非、博多の森に足を運んでみて下さい。
秋の感謝祭の準備始まりました!!
こんにちは!
始めまして。
秋の感謝祭実行委員の高橋です。
去年も見てくださった方はお久しぶりですね。
今年も感謝祭のブログを書いていきますので宜しくお願いします!
7月26日に二回目の感謝祭実行委員会がありました。
今年の実行委員は一年生17名、2年19名です!
今回は感謝祭の係り決めをしました。
それぞれ係りが決まりこれからどんどん感謝際の準備が進んでいきます!
ブログもどんどん更新していきますのでこれから宜しくお願いします!
樹木医講座を開催しました「緑のしごと発見」
樹木医入門と樹木医講座を開催しました。
「緑のしごと発見!」では、参加者全員に樹木医入門講座として樹木医とはどんな仕事なのかや、樹木が病気になる仕組みなどを説明しました。
午後は、参加者が希望する6つの体験プログラムの中から選択出来るようになっていました。
その一つとして樹木医講座を樹木医でもある清水先生が担当されました。講義は、植物の病原菌の同定に 遺伝子(DNA)分析がとても便利であるというお話でした。
清水教授による樹木医講座
樹木にも人間と同様にさまざまな病気が存在し、外部の病徴からでは判断が出来ないものが多数存在しています。樹木医の仕事が樹病の診断・治療および予防であれば精確な診断が必要になります。そこでPCRで増幅し、その遺伝子配列から木材腐朽菌の一つであるキノコを同定した結果が下記の写真です。
この手法は病原菌だけでなく、植物および昆虫などの同定(種類や名前を決定すること)にも威力を発揮致しますので、病原菌、植物および昆虫などの同定でお困りの場合はご一報下さい。
樹木医を目指す方への清水先生(樹木医)からのアドバイス
樹木医の試験範囲はかなり広範囲になりますが、それなりの勉強をして頂いたら合格できるものと考えます。仕事は巨樹・古木の保護、街路樹の危険度診断など多岐にわたりますが、従来の診断法に加え、放射線あるいは音波を利用する機器診断あるいは遺伝子診断も活用できる新しい樹木医の誕生を期待しております。
緑のしごと発見!花・庭・まち・自然をしごとにする方法 | 西日本短期大学 緑地環境学科