クロマツの剪定(古葉落とし)・・・緑地管理実習Ⅱ

11月最後の緑地管理実習Ⅱでは、緑地景観コース、造園芸術コース合同で、クロマツの剪定(古葉落とし)を行いました。

剪定は、植物の種類によってやり方が変わるのはもちろん、地方によっても変わってきます。九州ではマツを剪定する場合、どっしりと力強い雰囲気の仕立てを好むことが多いとのこと。

クロマツは福岡の海岸沿いなどにも多く見られる松で、名前のとおり幹が黒っぽい色をしているのが特徴です。枝ぶりが太く、葉も硬いので、別名「雄松」ともいいます。
今回のマツの古葉落としでは、その名前のとおり、マツの古い葉を取り除いて、すっきりきれいにさせるのですが、さすがクロマツ、葉が鋭いだけあって手の甲にささります。さらに松ヤニで手はベタベタ、毛虫もちらほら…。

しかし、この作業をすることで、マツは格好良く、健康な状態を保つことができます!

3~4人で班を組み、手入れをしていきます。

だんだんと作業にも慣れ、みんな黙々と進めていったので、予想よりも早く、さっぱりと仕上げることができました。(まだ終わらなかった班も次回以降、仕上げられそうです。)

日本庭園などにある松が、いかによく管理されてあるかを実感したのではないでしょうか…

これを機会に、冬休みには身近な松、地元の松の様子をぜひじっくり見てみてくださいね。

卒業生が樹木医に合格しました

卒業生の福井寿さん(H20年度卒)が、今年度の樹木医合格の報告に、西短ヘ訪ねてきてくれました。

「樹木医」は、いわゆる“樹木のお医者さん”として、身近な樹木の診断や治療をしたり、地域の大切な巨木や古木を守ったり、また樹木の大切さや保護の知識などを広く伝える役目をもった専門家です。(財)日本緑化センターによる研修者選抜試験を受け、資格審査の合格者のみが「樹木医」と名乗ることができます。

合格率は約20%と難易度の高い資格にもかかわらず、なんと一発合格!すごいですね!

福井さんは社会人入学で、それまでは植物や造園とは全く関わりの無いお仕事をしていたそうです。西短に来たことで、樹木医になるぞ、という思いに弾みをつけたとのこと。在学生にも激励の言葉をくれました。

樹木医になるには、樹木の診断、治療等に関する業務経験が7年以上がまず受験資格として必要になりますが、緑地環境学科では、指定の科目を履修すれば「樹木医補」の認定が受けられるため、1年以上の業務経験で受験資格が与えられます。福井さんも、西短でこの「樹木医補」の資格認定を受け、業務経験年数を短縮して受験し、見事に合格されました。

在学生のみなさんも、難しい資格ではありますが、ぜひ先輩にならって目指してほしいと思います。

福井さん、合格おめでとうございます。「樹木医」としてのさらなるご活躍をお祈りいたします!

緑地環境学科の3名の学生が県知事から表彰されました

11月25日に平成22年度、福岡県職業能力開発促進大会表彰式が行われ緑地環境学科では2年生の白石拓也くん、森根盛優くん、1年生の水野崇くん(いずれも造園芸術コース)の3名が表彰されました

この大会では、優秀な技能を持ち、その職業能力によって社会に貢献した人などが表彰され、福岡県版の「現代の名工」の方々などの表彰が行われます。

そのような方々とともに、技能五輪全国大会入賞者として、2年生の白石拓也くん・森根盛優くんペア(造園 銀賞)、技能検定成績優秀合格者として、1年生の水野崇くん(造園3級部門)が福岡県知事より表彰されました。

白石くん、森根くんは、第48回技能五輪全国大会(技能ルネッサンス!かながわ2010)の造園部門で、見事に全国2位の銀賞という成績を収めました。(以前ブログでも取り上げた、練習の様子はコチラ

福岡県庁のホームページで入賞報告会の様子が記載されています。

白石くん、壇上での表彰では堂々としていました。


水野くんは造園技能検定の3級の成績優秀者として表彰されました。
検定の合否と表彰の基準とは違うようで、表彰対象者がいない部門もありましたので、素晴らしいことだと思います。
水野くんは今年度は30点満点中29点だったそうで、来年度の2級では合格はもちろん、満点を目指して頑張っていきたいと思います、と抱負を語ってくれました。

3名のみなさん、おめでとうございます。これからもさらにその技能を磨いて、すばらしい作品を作ってください!そして表彰式お疲れさまでした。


樹木・緑化植物の生産地見学へ行ってきました・・・総合実習

11月20日に久留米市田主丸町へ樹木・緑化用植物を中心とした生産現場への見学会を1年生が行いました。

見学は企業さんや植木組合の協力をいただき様々な植物が生産される生の現場を体験しようと企画しました。

今回見学したのは、内山グリーン株式会社さん(リンクは直営のガーデンショップ「さんぽ道」)、田主丸町植木農業協同組合地方卸売市場さん、2コースに分かれて愛花夢園芸古賀さん有限会社田主丸緑地建設さんです。

それぞれの見学先で、植物の新しい品種や、実際に根巻や仕立の作業をしているところなどを見せていただいたり、土の配合や温室の管理、実際の現場での植物の使い方などについて、貴重なお話をうかがうことができました。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

秋の感謝祭(当日の様子)(2010年の記事です)

こんにちは。秋の感謝祭で記録を担当していた北村です。当日の内容をなかなかお知らせできずに、今更になりましたが、当日の様子を詳しくご報告いたします。

まずは、我らが理事長の開会宣言より幕を開けた感謝祭。緑地のゼミやサークルによる「花ものがたり」。ほかにも二丈、唐人町近辺の方々、緑創会の方などが出店に参加していただき、芝生広場にて賑わいながら各商品を販売していただきました。ステージイベントも軽音部によるバンドや、地域の方の草笛演奏、西短付属高校によるよさこい、カントリーバンド、丸太切り競争、緑地2年の宇都宮君によるダンス、もちまき。また、各種イベントとして、お楽しみ抽選会やスタンプラリー、緑の体験教室、緑の相談、など充実したイベントがおこなわれました。

悪天候にも関わらず、たくさんのかたがご来場くださり、更に「秋の感謝祭」も賑わいをみせたことと思います。私達も、このようなイベントを1から作りあげることは初めてで、戸惑いながらの企画・運営でしたが、地域の皆様や、卒業生の皆様、企業の皆様のご協力、ならびにご支援のおかげで、なんとか形として作り上げることができました。本当にありがとうございました。今回の反省点や仕事内容、改善点を見直してまとめ、来年の感謝祭のために残し、今年の感謝祭より、もっといいものを作ってくれることを期待しています。

当日の様子
当日の様子
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