園路制作実習(1年生総合実習&環境設計演習1)

緑地環境学科では1年生のまとめとして、環境設計演習1で設計した園路を総合実習で制作する実習をしています。

後期の環境設計演習で企画、設計をして、割付図や材料表、行程表の制作などを行い、総合実習で施工、施工後に環境設計演習やコンピュータ実習等でまとめるという一連の流れを実際に行なっていくものです。

造園芸術、ガーデンデザイン、自然環境デザインでそれぞれ対象となる環境での園路制作をおこなっています。

学生は時間やコストまで考えてこの実習に取り組みます。自分たちで設計し、その通りになるように施工する。1年生できちんとプロセスを身体で理解してもらい、2年生になると様々な制作や管理に取り組みます。デザイン変えたら、その場で設計変更のための図書一式を描き代えて提出しなければなりません。

これまでの実習の様子を写真で少し紹介します。

 

 

 

コースごとの実習が始まりました

緑地環境学科では、学生のキャリアデザインを支援するためいろいろな仕組みになっています。

入学生はみんなみどりに関連した仕事をしたい、造園に関する勉強がしたい、花屋さんになりたいといった様々な夢を持って入学してきます。しかし、そのためにはどんな資格を取れば良いのか?どんな勉強をすれば良いのか?どのコースで勉強すれば良いのかなどわからないことがたくさんあります。中にはちょっとした思い違いをしている学生もいます。

緑地環境学科では、そんな思い違いで進むコースを間違えないように、入学時にコース分けをしないで、1年生の前期には、すべてのコースの基礎になる勉強や、それぞれのコースを理解してもらうために必要な実習を重点的に行なっています。

また、キャリアデザインのための授業があり、その中でどんな仕事があるのか?そのためにはどんな資格をとったら良いのかなどをしっかり指導しています。

コースを決定するときには学生一人に対して教員2名で面談を行なって時間をかけて学生の将来を話しあいながらコースを決めるようにしています。

今年入学した1年生も後期からコースに分かれての授業が始まりました。

コースに分かれて、一番違うのはやはり総合実習です。

造園芸術コース:「滝・流れ石組工」や「蹲・石灯籠・延段工」や「マツの剪定」など

 

ガーデンデザインコース:「ハンギングバスケット」、「レンガ工」や「草花園芸」など

 

自然環境デザインコース:ビオトープに関連した石組みを行なう「ビオトープ石組工」や「竹間伐」、「植生調査」など

それぞれの専門に関連した実習を通して、基礎的な技術を身につけることができます。

その他にも、環境設計演習の課題がコースごとに設けられるなどの違いがあります。2年生では、ゼミナールに所属して、より専門的な勉強をしていくことになりますが、その前の基礎作りを行なうのが1年生の後期になります。

社会人から学ぶ・・・造園、自然環境の先輩から(2012年の記事です)

緑地環境学科の1年生は現在、自らの進路のための第一段階であるコース選択の時期をむかえています。造園芸術ガーデンデザイン自然環境デザインの3つのコースから自分の主専攻を決定する重要な時期です。

キャリアデザインの授業では今週と来週の2回に分けて、それぞれの分野で活躍する先輩を、お迎えしてお話を聞く「社会人から学ぶ」を行っています。

今回7月12日の3限目のキャリアデザインでは造園の分野から西短造園芸術コースの先輩でもあるエクステリア&ガーデンデザイン フレスコ代表、杉野直人さんと自然環境の分野で活躍され、本学科の非常勤講師でもあるまほろば自然学校代表、岩熊志保さんからお話をお聞きしました。

杉野さんは1993年に当時の造園科造園芸術コースを卒業、造園会社を経て現在「エクステリア&ガーデンデザイン フレスコ」を福岡市で経営されています。杉野さんからは、学生時代のアルバイトのはなし、就職してからの体験や仕事をする上での心構え、独立してからの苦労など、自らが20代30代をどういうふうに考え仕事をしてきたかを話していただきました造園の仕事に限らず、仕事に向き合うという考え方の話しに学生たちも聞き入っていました。ある程度のキャリアになると自分の意志・やる気とは関係なく大きな仕事が入ってくるようになるが、自分で出来ないと言ってしまうとそれ以上伸びなくなってしまう。という話など学生時代にも考えられる教訓もたくさんあるように感じました。

岩熊さんからは自分が今まで歩んできた学びと仕事、自然環境に関わる仕事の現状を大変わかりやすくお話いただきました。仕事をやっていくうえで身体・心・お金のバランスは大変重要であること、何がやりたいのか、好きなことが直接仕事に結びつかないことの方が社会では多く、仕事の中にいかに、好きなことを見つけ結び付けていくかということをお話されました。この部分は大変勉強になりました。また、岩熊さんも短大時代に造園史や製図実習を授業でとり当時は苦手で苦労したが、生き物だけでなく広く勉強できたことは現在、環境教育や自然環境の仕事をやる上でいろいろと役に立っているというのも学生にとっては大きなヒントになるような気がしました。

お二人からそれぞれの立場から話題提供していただきその後、大隣准教授のコーディネートで、1年生の質問などを交えながら会話が行われました。今回は沢山の質問が1年生から飛び出して、お二人から大変貴重なご意見をお聞き出来ました。

未来のキノコ博士「きのこちゃん」が大活躍

まほろば自然学校でのきのこちゃん

先日紹介した「きのこちゃん」こと岩間杏美さん(九産大九州高校出身)が太宰府市内で生き物を通した環境教育を推進している「まほろば自然学校」で大活躍をしたそうです。

その模様がまほろば自然学校のブログで紹介されています。

キノコ博士を目指してがんばってね!

まほろば自然学校の代表の岩熊 志保さんは、非常勤講師として2年生の造園昆虫・動物学演習や総合実習の生き物調査を担当していただいています。

学生は「まほろば自然学校」のボランティアとして参加しています。

園路制作行ってます・・・・設計演習Ⅰ、総合実習

現在1年生は園路を制作するという実習に取り組んでいます。二丈キャンパスに、通路を設けるという制作なのですが、2-3名の班に分かれて割り当てられた敷地の中で園路のデザインから施工までを行います。そのため、デザインは設計演習で、施工は実習でという風にデザインと施工の連携、その二つの関連を考えることが大きな目的にもなっています。

緑地環境学科では環境、ランドスケープは関係の学問であると考えており、人と人、人と自然、自然と自然、人間と空間、空間と空間、様々な立場からその関係を「かたち」、「現象」、「生活」としてとらえる授業の展開を目指しています。

この実習では、課題自体も造園芸術・ガーデンデザインコースは広い実習地でなく建物の隙間の狭い場所、自然環境デザインコースは森の川沿いなどの、周辺環境との関係を読み込みながらデザインすること、また連続した空間をデザインから施工まで行うことで隣接する班とのデザインの調整、施工での関係、調整を考えなければならないようになっています。

現在この施工もクライマックスになってきました、年明けには発表会も準備されています。発表会に関しては詳細が決定したらお知らせしたいと思っています。ご期待下さい。