教員紹介と新入生へのメッセージ⑧

専任教員最後は学科長の西川先生です。今年から学科長に就任した西川先生は自他ともに認めるランドスケープバカです。専門は造園の計画設計分野、幅広く活動されています。

西川真水(にしかわまさみ)
学科長・教授

担当科目:ランドスケープデザイン論、造園史、住環境論、環境設計演習Ⅰ、ゼミナール 、ガーデニング実習、ポートフォリオデザイン、キャリアデザイン、学外研修


新入生の皆さん入学おめでとうございます。緑地環境学科学科長の西川真水です。4月も後半に入り「入学式は終わったけど、この先どうなるんだろう」と不安な気持ちも強いと思います。私たちは近代以降、もしかすると歴史上でも大変な危機に直面していると思います。しかし、必ずこの危機を乗り越えていくことも確信しています。そして新型コロナウイルスの感染が収束するころには、社会の形が大きく変わっていくでしょうし、求められる資質や能力も変わっていることだと思います。私たち造園・ランドスケープ、園芸、自然環境の専門家は何を担えるのだろうか考えましょう。それに対応した人材への成長のため、この大きな危機を自分たちの糧になるよう、じっくり我慢しながら前進していきましょう 。


 私の専門は造園・ランドスケープの計画・設計です。造園・ランドスケープのデザインは庭づくりにとどまらず、都市計画、まちづくり、公園緑地、身近な日常の生活空間まで幅広く、自然環境形成と社会環境形成を両輪として考え、空間・環境・場所を保護・保全・創造する魅力的な分野です。西短では2年間というとても短い時間ですが、幅広く学び、体験し、楽しんで未来へたくさんの選択肢を持てるように成長をする素養を養ってください。

つなぐ庭・・・・エクステリアフェア in 九州へ出展しています ※2012年の記事です

緑地環境学科では、今日5月18日(金)~20日(日)まで福岡国際センターで開催されている「エクステリアフェアin 九州」にモデル庭園を出展しています。

今回の庭園はランドスケープデザイン研究室(西川研究室)とランドスケープデザイン部に所属する緑地環境学科で造園ガーデニングを学ぶ学生を中心に設計を行い、1,2年生の有志で準備から施工までを行いました。

準備はゴールデンウィークから、休日や放課後遅くまで居残って進めてきました。2年生の中心メンバーは就職活動も間に入り、非常にタイトなスケジュールの中での準備となりました。また1年生も積極的に参加し、得るものが大きかったと思います。

タイトル:つなぐ庭

コンセプト:花と緑を楽しむ生活は、古くから様々な階層で浸透していました。貴族や武士の庭園に限らず、狭い路地にも植木鉢が置かれ、アサガオやアジサイ、花や緑をとおして四季を楽しみ、自然のありようを生活文化として昇華させてきました。

環境の時代と言われる今日こそ、大いに花と緑を生活に取り戻し楽しみましょう。そして僕らのつくる小さな風景をまちの風景に!

展示は20日(日)の16時まで行っております。エクステリアに興味がない方も様々な企画が開催されているようですので是非足をお運びください。

緑地環境学科のfacebookページでも写真を公開しています。ぜひご覧ください。
緑地環境学科facebookページにいいね!をよろしくお願いします。)

造園・ランドスケープの空間を構想するために・・・環境設計演習Ⅰ

植物を使ってきもちのいい空間をつくる、私達にとって樹木を如何に植えるか(植栽を考えるか)というのは重要です。1年生の環境設計演習Ⅰでは先週から3週にわたって、実際に樹木が植えられている空間を実測しながら、どのように造園・ランドスケープの空間のイメージが立ち上がり、設計図(今回は平面図)として表現されるかを学びます。実際にいろんな感じ方をする空間から図面を書いてみる普段のデザインの逆にやってみることで、きもちのいい空間を作る際の植栽デザインの方法が見えてきます。

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