海の中道海浜公園見学会

4月23日(土)、「緑地管理実習Ⅰ」の授業で、新入生に緑地環境学科で扱う様々なフィールドを体験してもらうために福岡の緑地空間の見学に出かけました。緑地環境学科では地球環境からテーブルの上の花まで、非常に多様な空間が学びの対象です。今回は、その中から緑地環境学科の先生や在学生が特に現在取り組んでいる公園・花壇・防風林・芝生・屋上緑化・昆虫といったキーワードで見学してきました。

最初に訪れたのは、海の中道海浜公園の工事事務所。ここで、公園やその管理についてお話を伺いました。国土交通省九州地方整備局国営海の中道海浜公園事務所の田畑正敏所長から実際の管理のポイントを写真を見ながら説明していただきました。そのあと実際に、公園の管理にも携わっている卜部先生を案内役に、公園内で開催されている「フラワーピクニック2011」を見学しました。この春に、ガーデンデザインコースで制作した「花時計」では実際に制作を行った2年生が解説をしてくれました。


次に訪れたのは、海の中道の砂浜です。ここでは矢幡先生の解説で、クロマツの防風林を見学しました。ここでは、矢幡先生の指導でクロマツの植林がボランティアなどの手によって行われ西短の学生も参加し、試験植栽も行っています。なぜ過酷な環境の海岸に松林が必要なのか、どのような作業を行ってきたのか、また現在の課題などについて説明がありました。

矢幡先生の解説

そしてこの日の最後に訪れたのは、アイランド中央公園とその公園施設「ぐりんぐりん」。新しい公園のデザイン、屋上緑化、蝶のとぶ公園施設など福岡のランドスケープの見どころ満載の公園です。しかし、ここまで来ると、結構みんな疲れているかと思いきや、ここが一番盛り上がっていました。特にぐりんぐりんの屋上緑化にはみんな感動していたようです。

今回は時間の都合で、湾岸部の緑地空間を巡りましたが、様々な空間が私達のフィールドだって感じてもらえたと思います。

矢幡久教授参加の、中国・黄土高原植林活動が新聞に掲載されました(2010年5月9日 西日本新聞朝刊)

矢幡久教授参加の、4月下旬に行われた中国・陝西省旬邑県の黄土高原における植林現場視察の様子が、「黄土高原植林137万本」という記事で本日(5月9日)の西日本新聞朝刊に取り上げられています。

急速な発展の進む中国での環境問題は世界的にも深刻なものとなっていますが、中国の砂漠化は、日本でも黄砂などの影響が出る身近な問題でもあり、日中の緑化協力は欠かせません。

矢幡教授は実践的な自然環境復元の活動を行っており、この中国における植林活動は、矢幡教授が副理事でもある「NPOはかた夢松原の会」の植林緑化事業です。

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