前期の授業、試験が終了し、やっと夏休み!
…と、ほっとした人も多いかと思いますが、緑地環境学科では、夏休み中もいろいろな講習会や集中講義、研修旅行などが開催されます。
8月1日(木)からは、造園技能検定3級、園芸装飾技能検定2級、3級の実技講習が二丈キャンパスで行われています。
緑地環境学科では、緑地環境・造園(ランドスケープ)の基礎となる技術を身につけることを目標に、1年生は全員、造園技能検定3級の取得を目指しています。
1年生の中には高校時代に3級造園技能士を取得してきた学生もいます。そのような学生は2級造園技能検定を受ける準備をしています。
園芸装飾技能検定は2年生を中心に、希望者が取得を目指しています。
※緑地環境学科で指導、支援を行っている資格一覧はこちらをご覧ください。
今回、二丈キャンパスで直前講習が行われる資格の内容について
造園技能検定2級、3級について
造園技能検定は1級から3級まであり、学科試験と実技試験が実施されます。実技試験には要素試験(樹木鑑定試験)も含まれますが、ここでは実技試験について説明します。
2級は2.5m×2.0mの区画内に、四つ目垣・縁石・敷石・飛び石・築山・中木及び下草の植栽・整地・後片付けを2時間30分以内に完成させます。
3級は2.0m×1.5mの区画内に、竹垣(簡素化された四つ目垣)・縁石・敷石・自然石縁石・低木及び下草の植栽・整地・後片付けを2時間以内に完成させます。
いずれも決められた時間内に、寸法通りに、美しくおさまりのある作品を完成させることが求められます。
8月1日から5日間の直前講習を実施し、8月7日の検定日を迎えます。2級を16名が、3級を38名が受検しますが、全員合格を目指して特訓します。
(古賀利紀教授)
園芸装飾技能検定2級、3級について
園芸装飾技能検定も、1級から3級まであり、それぞれの学科試験と実技試験が行われます。
観葉植物を使って、屋内やイベント会場等の装飾に使われるインドアガーデンの作成の技術を身につける事を目指しています。
実技試験は、2級は土づくりから、植え替え、剪定、整姿、増殖(ゴムの木の取木)、課題に沿ったインドアガーデン(1,8M×0,9M)の作成となっています。2級は木枠から作成し、また石も使います。
3級は植え替え、剪定、整姿、同じく課題に沿ったインドアガーデン(直径1Mの円型)の作成です。
2級、3級とも水苔と装飾砂利を使って鉢や鉢の表面を覆う作業を、いかに美しく仕上げるかが大切なポイントになります。
(大田香代子講師)
園芸装飾技能検定は、今年は2級を5名の学生が、3級を1年生3名を含む13名の学生が受験します。
暑い中の講習で、夏休み明けにはいっそうたくましくなった姿がみられることと思います!
それぞれの目標とする検定に向けてみなさんがんばってください!