6月初旬から造園技能検定の本試験に向けて1年生の実習「総合実習」内で練習が行われています。
1年生の内は、初めて「造園」という分野に触れる学生が多数います。3級造園技能検定を受ける事で初歩的な造園の技術を身に着けてもらうことを目的としています。
中には、農業高校卒業の学生で、高校生の内に3級を取得している者は、2級の練習。2級を取得している者は、1級の練習を各自行います。(1級に関しては、在学中に取得するのは不可能です。2級を取得して7年の実務経験が必要となります。詳しくは、中央職業能力開発協会ホームページをご覧ください。)
初めての「庭」の施工。授業では、施工する順番に教えていきます。まずは、竹垣から。
やはり、最初の難関であり、造園の仕事では必須な縄の結び方「いぼ結び(男結び)」でみな苦戦します。 結び方はわかったけど固く締まらない、結び目がぐちゃぐちゃという学生がほとんど。そんなすぐに上手くはできません。何度も何度も練習を重ねましょう!
後は、順に縁石(コンクリート)工、敷石(平板)、縁石(自然石)工を行います。 全て決められた位置に据え付けていきますが、なかなか初めは据え付ける高さを間違えたり、突き固めが甘く傾いていたりしてました。が、これも何度も繰り返し練習し体で覚えていかなければなりません。
最後に、整地を行います。 この作業が一番重要と言っても過言ではありません。本試験の場合は、決められた寸法(地面からの高さ、間隔、水平など)を測られるので、縁石や敷石等に土が被らないようにスッキリ見えるように地面を整地してます。 人それぞれですが、残土は縁石(自然石)の裏に盛っていきます。
授業の内に完成まで出来る人は数名程度…。 試験前に直前講習もあるので、そこでバッチリ時間内に完成できるように練習していきましょう。
今から一番熱い時期なので、倒れないようにしなければなりません。体力作りにもなると思います。 試験に合格出来るように頑張っていかなければなりません!