デザインから施工まで、プロセスを学ぶガーデニング実習も進んでます

緑地環境学科では、2年次施工の実習として「ガーデニング実習」を行っています。

ポタジェとコンポストを中心にデザインを展開
ポタジェとコンポストを中心にデザインを展開

その名の通り庭を作るのですが、コースごとにそれぞれ取り組み、造園芸術コースは古賀教授のチームと西川准教授の2チーム、自然環境デザインコースは大石教授の1チーム、ガーデンデザインコースは西川准教授と大田講師の2チームに分かれそれぞれのコースの特徴を活かした空間制作を二丈キャンパスで行います。前期15回でデザインと準備、夏季の集中実習で5日(ほとんどの場合少し延長)で実地での施工を行い、空間のデザイン(計画・設計)から施工までしっかりとプロセスを学んでいきます。

今日は各担当の先生が集まり、進み具合を全体でチェックしました。

まだまだ、出来は十分とは言えませんが、どのコースの計画も大変興味深いものでした。

この後ガーデニング実習は中間発表を経て夏休みまで準備を続け、9月には完成します。是非秋の感謝祭ではお披露目をいたしますでお寄りください。

 

 

本日の緑地管理演習…2年生

どうもこんにちは、実習ばかりやっているので「実習の先生」とよく間違えられる、設計とデザイン担当の准教授、西川です。そして今日(4月22日)はさっそく二丈キャンパスで実地の授業でした。

緑地管理実習について

2年生の実地の演習で、前期の月曜日の午後開講されています。ガーデニング実習が施工系・製作を大きな目的に対しているの対して、この演習は後期のガーデン管理演習と合わせて維持管理、マネージメントに目的を置いています。今年度から非常勤講師の藤原良治先生、久保田家且教授、そしてわたくし西川真水が担当です。

藤原良治先生
藤原良治先生

2回目の今回から本格始動ですが、今週、来週は基本的には春休みの間ほったらかしにしていた実習地の草刈りなどの管理を行います。とても地味な作業なのですが、今年の2年生の皆さんとても楽しそうです。

3つのコースごとに別れて作業を行いました。

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2年生の設計演習が進み始めました・・・環境設計演習Ⅱ

2年生の環境設計演習も2回目になり、1回目の長期休みブレークモードから一転、進み始めました。前回「ライフスタイル」「30年後の住環境」に関してブレーンストーミングを行い、今回はそこから方向性を導き出す段階です。

 

環境設計演習Ⅱの課題は住宅庭園・エクステリアのデザインですが、その前段階として、対象地となる連続した住宅地において、その街並み景観の計画を行います。これは単純に庭をデザインするのではなく、チームでそれらがデザインされる街の景観がどうあるべきかをきちんと考えて、よりよい生活・地域・まちなみ・環境をエクステリア・庭園のデザインに展開させようというものです。環境やランドスケープは個体でデザインが行われることも多いのですが、実はつながり、連続しているもので隣や、全体を十分に考慮し、もっと長い時間軸で考える必要があります。

 

今年は一体どんな提案が生まれるか楽しみながらもがいていきたいと思います。

 

福博花しるべガーデニングショーがはじまります!

緑地環境学科では今年も一昨年、昨年に引き続き福岡市が主催する「福博花しるべガーデニングショー」に出展を行います。今年は会場が最近リニューアルされたばかりの警固公園に移ってさらに多くの来場者が見込まれています。そんななかで庭園以外にもガーデンデザインコースや金澤先生の率いる緑花部もハンギングバスケットコンテストに出展を計画しており、西日本短大緑地環境学科の学生の作品がたくさん見ることができそうです。

昨年の花しるべガーデニングショー出展作品
昨年の花しるべガーデニングショー出展作品

 

3年目になる今年も、緑地環境学科では西川研究室+ランドスケープデザイン部が西日本短期大学の花壇(庭)を担当します。春休みに入ってからデザインから施工準備を行い今週末からの会期に向けて準備もいよいよ最終段階に入っています。

福博花しるべガーデニングショーは4月6日土曜日から、14日日曜日まで行われ、西日本短期大学緑地環境学科の花壇の施工は6日、7日です。そして「学生のつくる庭づくりの施工風景」をライブ公開する予定ですので、是非緑地環境学科の学生を応援に来てみてください。お待ちしています。

課外授業「剪定講習会」を開催します

造園を志す者として身につけなければいけない技術の一つに「剪定」があります。

剪定(せんてい)とは

よく整枝(せいし)と一緒に使われ、専門的には整枝剪定などと言われています。一般的に「整枝」は樹木を一定の形に整えること、「剪定」は樹木の幹、枝、葉(根までいう場合もある)を切り取り除く作業です。

造園ランドスケープの世界では生き物を取り扱いながら、様々な空間・環境を形成していきますが、樹木はその中でも中心的役割果たし、その生育のコントロールには専門的な技術が必要です。剪定はただ樹木の大きさをコントロールする技術ではないため、どの枝をどの程度切っていくかが重要で、基本的には健康な樹木を、その空間や環境に合わせて育てることになり、特に高温多湿の地域が多い日本ではすべての枝や葉に、陽があたり、風が通るように枝や葉を調節していきます。これがうまくできないと、病気や害虫に侵されたり、枝が枯れたりしてしまうのです。

剪定は世界中の造園ガーデニングの中でも見ることができますが、日本は北海道から沖縄まで、亜寒帯から亜熱帯までの幅広い気候帯に覆われており植物の種類も多様で、したがってその管理技術も同じようで少しづつ違います。生垣などを作る「刈り込み」や、伸びた枝を途中で止める「切り戻し」、そして混み合った枝や、徒長枝などを抜いていく「透かし(すかし)」などがあります。特に「透かし」には多くの種類があり、土地土地で使い分けが違ってくるのです。樹木のバランス、成長を考え、今日だけではなく5年後10年後その樹木がどう成長していくか、その場所や空間、環境がどうなるかを考える剪定を学ぶことが重要だと思います。

剪定講習会について

緑地環境学科では、1年生を対象として3月4~6日の2泊3日で二丈キャンパスの技術職員である本田、大里両名による剪定講習会を開催します。3日間二丈キャンパスで剪定漬けの毎日を過ごして頂きます。お昼は剪定の実習、夜は剪定に関する講義をします。3月4日夜の講義には卒業生も来て実務についての話をしてくださることになりました。

本田課長
本田課長
大里技術職員
大里技術職員

卒業生のみなさんもぜひ!

今回の講習会は、1年生対象ですので、その他の方の受講はできませんが、差し入れ大歓迎ですので卒業生の皆さん!待っていますよ!!

5日の夜にはバーベキューをすることになっていますので、参加希望の方がおられましたら大隣まで連絡をお願い致します。

 

 

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