この猛暑の中、みどりを考える①・・・・まず一歩

残暑見舞い申し上げます。 

気がつくと、8月も来週までになっていました。緑地環境学科では、8月に入っても国家資格である室内園芸装飾技能、造園技能の講習・検定や、10月31日に行われる「秋の感謝祭」の準備、就職のためのポートフォーリオ作成などで誰かしらが学校にきています。平常の講義期間に比べると静かなこともあり、みんな集中したり、ゆっくりと自分のやるべきことに打ち込めるようです。若い先生たちは(もちろん40歳前の私もそちらに入ります。誰になんと言われても・・・)、その指導に追われ、結局は平常勤務になっているようですね。 

今年は、異常な猛暑が続いていて、連日35度を超える猛暑日が続いています。夕立も降ってはいますが、局地的なものが多く夕方の気温を下げ切れるまでは降っていません。連日熱中症で病院に搬送されたというニュースがTVから流れています。今年はラニーニャ現象の発生で、太平洋高気圧の勢力が強まって、10月ごろまで気温が高くなりそうだとのこと。 

もちろん、地球温暖化、ヒートアイランドの影響もあると思います。今日も朝から暑い中、駐車場からキャンパスまで歩いていたのですが、その通り道にはこんな風景が 

ゴムノキ
ゴムノキ
ホンコン カポック
ホンコン カポック

  ゴムノキやホンコンカポックといった観葉植物が当たり前のように庭に植えられて、しかもかなり良い生育を見せています。昔こういった観葉植物は福岡では室内用の植物だったのですが、近年は温暖化の影響か平均気温が上がっているのでこういった熱帯な風景があちこちで見れるようになってきました。私の子供のころは冬は気温が大きく下がっていたのでこういう植物は越冬しなかったんですね。福岡でも、冬に気温がマイナスになることが少なくなったので、越冬が可能になっているみたいです。こういった話は様々な都市でも聞かれ、ガーデニングの盛んなイギリス・ロンドンあたりでもそういった話をきいたことがあります。8月22日付朝日新聞の社説で「猛暑の列島・緑と水の町へかじを切れ」http://www.asahi.com/paper/editorial20100822.htmlとありました(読んでみてください)。

この夏、せっかく暑くてたまらないので緑のあり方をもう一度、考えていてはいかがでしょう。

つづく・・・長くなりそうなので

ランドスケープデザイン研=西川研の夏の恒例?大掃除大会

どうも西川です。夏休みに入り福浜キャンパス2号館も2階のポートフォリオ室を除き(この部屋だけなぜか毎日朝から夕方まで学生でいっぱいです。)、ひっそり静かになっています。さる12日、西日本短大附属高校が甲子園1回戦を戦おうとしているさなか(応援に行きたかったのに・・・)、研究室の大掃除を行いました。日ごろ研究室を活用しているランドスケープデザイン部員の協力を得て、掃除というより模様替えの様相になり、本棚やマップ(図面)ケースが整理されて、(学生が)使いやすい感じに片付きました(正しくはまだ書類・図面類が散乱していますが・・・)。まだまだ夏休みは続くのですが、2号館5階スミN研はある意味、平常営業しております。

緑地環境学科の先生たちで納会です・・・

8月も半ばにさしかかろうとしているオープンキャンパスの日の夕べ、前期もおおよそテストやら課題やら終了し、ひと段落ということで、盆前の忙しい時期を忘れて先生たちで「夏の納会」を行いました。まあうまいものをたらふく食べたいという某講師の意見も聞き入れられてかホテルオークラの食べ放題飲み放題で豪華に(幹事さんの奮闘で意外に安かった)行ってまいりました。当日は専任の教員に加え、設計演習の石井先生、測量の田中先生、吉住先生、秋からコンピュータを担当される児玉先生ら非常勤講師の先生や、二丈から大里さんと緑地環境学科をいろんな形で支えてくれているメンバーも参加し、意見交換したり、学生の情報交換、若干の愚痴などなど日ごろ話せないことも話せたりして楽しいひと時でした。後期もがんばりましょう!!!

ようやく終わった・・・・環境設計演習Ⅲ(2年生)最終講評

ブログでもちょいちょい書いてきました緑地環境学科2年生の「環境設計演習Ⅲ」最終講評会を7月31日土曜日に開催しました。

前半よりよい景観・環境をもつ住宅地の景観デザインとそのためのデザインコードを作成し、その計画をもとに各個人が連続する住宅地外構・庭園のそれぞれをデザインするという課題を計15回にわたって行ってきました。今回の最終講評ではそれぞれに与えられたテーマ(くじで決めました:音楽家、スポーツ選手、花屋の庭等)にそってデザインした住宅を班ごとに住宅地のデザインとともに発表してもらいました。学生たちは前日までプレゼンのために遅くまで設計やプレゼン資料を作成し、発表に臨みました。

当日の発表では、石井・西川の担当教員に加え、専任教員全員が出席して講評いただきました。また1年生も出席し先輩の発表を真剣に聞いていました。今まであまりこういった取り組みをしておらず、私自身もこの人数での学生の発表会は、十数年ぶりで当日朝まで、会場準備や資料作成におわれました。今回は時間の制約もあり、各班、各人に対する講評が十分にできなかったのが心残りですが、先生方や学生たちから、次回以降につながる多くの課題を頂くことができ、意義ある講評会になったと思います。学生たちの作品の一部は8月中のオープンキャンパスや10月の秋の秋の感謝祭でも公開しますのでぜひ生で学生の成果をご覧いただきたく思います。

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