林内間伐・整理を行いました:総合実習

6月5日(火)の総合実習では、二丈キャンパス内の林内間伐・整理を行いました。

午前中は、まず矢幡先生より、なぜ間伐をすることが必要なのか、どのくらいの密度が森林の健全な育成には適当かといった内容の講義がありました。

森は大切、ということはなんとなく感じているかもしれませんが、特に人工林や人の手が入った森林では、手入れが必要になります。間伐は、混み合ってきた森林で、樹木の生育を良くするための、手入れの伐採です。森林には、いろいろなはたらきがありますが、適切な間伐によって地面まで太陽の光が入るようになると、草が生え、保水や土砂災害防止といった自然環境の保全にもつながります。また、最近では特に、森林の二酸化炭素の吸収の面でも間伐が注目されています。

今は、造園の仕事であっても、環境保全の視点を持った緑地の管理が求められ、特に身近な環境のことを知り、保全する技術の必要性が高まっています。 “林内間伐・整理を行いました:総合実習” の続きを読む

二丈キャンパス生き物調査をしました。:総合実習

緑地環境学科には、自然環境デザインコース、造園芸術コース、ガーデンデザインコースの3つのコースがあってそれぞれの、専門に関する実習や演習が設定されています。

1年生の前期の間はコース分けをしないで、造園・自然環境・ガーデンに関する基礎的な知識や実習を全員で行い学生が進むべき進路を真剣に考えることが出来るようになっています。

特に、総合実習(通年2コマ)では、全員が最低限身に付けるべき実習が設定されています。今回の生き物調査も、緑を使う仕事に就く際には必ず必要になるものです。

生き物調査は、まほろば自然学校代表の岩熊志保先生に指導して頂きました。

岩熊志保先生
岩熊志保先生

岩熊先生は、太宰府市内で生き物を通した環境教育を推進しておられ、まほろば自然学校の代表で、特に昆虫を中心とした環境学習・自然体験活動プログラムを企画・実施しておられます。

今回の生き物調査の結果は結果がまとまったらアップするようです。

ハンギングバスケットコンテスト(福博花しるべ)

4月7日から4月15日まで開催された「福博花しるべガーデニングショー2012」には緑地環境学科の学生が庭づくりを出展しました。

今回は、出来上がった庭を展示するのではなく、みなさんに施工する過程も見ていただこうという今までとは違った試みも行われました。

その模様は、また別の投稿があると思いますのでそちらをお待ち下さい。

今回は、ハンギングバスケットコンテストについて紹介させて頂きます。

ハンギングバスケットコンテストでは、本学科の総合実習においてハンギングバスケットを教えていただいている松原紀子先生の作品「花鳥風月」がハンギングバスケットコンテスト大賞と日本ハンギングバスケット協会理事長賞を受賞されました。
(お詫び、松原先生のお名前と作品名が間違っておりました訂正させて頂きます。申し訳ありませんでした)

大賞を受賞した松原先生
大賞を受賞した松原先生

また、一緒に教えに来て下さっている田中美智子先生も入賞されました。

入賞した田中先生
入賞した田中先生

松原先生、田中先生おめでとうございます!

緑地環境学科では、総合実習(1年生通年科目)で前期に1回、後期に3回、松原先生によるハンギングバスケットの実習が予定されています。昨年からお願いしているのですが、大変わかりやすいと、学生からも好評の実習です。

今年も、5月に1回目が予定されています。その様子もこのブログでお伝えする予定です。

緑地環境学科 交歓会をしました

火曜日は1年生、2年生ともに二丈キャンパスで実習をします。

1年生は、午前中は総合実習、午後は緑地管理実習です。
2年生は、午前中が造園昆虫・動物学演習、午後は緑地管理演習を行います。

今回は初めての火曜日ということもあり、1年生と2年生や教職員との交流も兼ねて交歓会を行いました。

みんなで楽しい昼食

盛り上がっています



1年生、2年生、教職員が一緒にお弁当を食べながら簡単な自己紹介などをしました。1年生にとっては一人暮らしや新しい学校での生活など不安な ことが多いと思います。そんな時に気軽に相談に乗っくれる友達や先輩が早く出来るといいですね!

緑地環境学科では1,2年生が合同でおこなうキャンパス整備や秋の感謝祭の運営などがあります。短い2年間を充実したものにしてもらいたいです!

海の中道海浜公園のマツ苗植樹

こんにちは、矢幡ゼミの殿井です。春休み中の活動報告をします。

平成24年3月3日(土)に海の中道海浜公園で、一般市民と2100本のクロマツ苗を海岸砂地に植えるボランティアに参加しました。西日本短期大学から参加したメンバーは矢幡ゼミ生5人と環境ボランティア演習を取っていた2人で、外部からの参加者は約250名おり、企業としてパナソニック、トーマツ、福岡印刷、清水建設が参加していました。

マツの植樹の方法は、棒の前にマツの苗が置いてあるので穴を掘った後、土と肥料を入れて植えるというものでした。一般市民の方たちはとても優しく一緒に活動したことで、周りの人に対する心遣いも大切だと思いました。海岸を見てみると、ごみがたくさん落ちていたのがとても気になり、海のそばにマツを植えて、緑を増やすことができても、こんなにたくさんのごみがあるなら状況は変わらないじゃないかと思いました。

緑のない場所に緑を植えるというのは、言葉ほど簡単なことではなく、多くの手間暇がかかることも活動を通して改めて実感しました。最後の水やりは、効率が悪かったけど、私には人と人がつながっている証が形となって見えたようだったので、この場所が松林になる姿を早く見たいと感じました。海岸の植栽が終わったあとは、海の中道海浜公園の光と風の広場で、昼食をとりました。

風は強かったのですが、太陽の光がとても温かく感じました。昼食をとった後、環境共生の森見学をしました。環境共生の森とはこの地域の気候や風土にあった多様性のある森を一から作っていくなかで人と自然との共生について実感できる場としてつくられたそうです。

ここでは自然観察、農作業などさまざまなプログラムが体験できます。苗木からできる森作りをはじめとしているので、完成するのには30年程かかると言われています。時間はかかるけれど、将来この活動が大きくなり、人々に愛される活動になってほしいと思いました。

実際に植物を植樹して、緑を増やす活動があることは知っていましたが、自分が参加するのは初めてだったので、期待に胸を膨らませていました。高校生のころくらいから、緑という単語に興味を持ち始めて、この大学に入って、緑という単語はたった1字だけど、この1字の中に造園や環境、人とのつながりなど、たくさんの意味を含んでいることを知りました。参加したいと思っていた、緑を増やす活動に今回参加することができて、よかったと思います。

 

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