23歳で樹木医になるためにしたこと

卒業生の下村 幸裕さん(2009年卒)が23歳で樹木医になりました!

下村 幸裕さん
下村 幸裕さん(2009年卒)

下村さんは、2009年に緑地環境学科を卒業、就職後、主に個人宅の庭の管理をしながら樹木医を目指しました。そして3年後の23歳で見事に樹木医になることができました。23歳での樹木医は福岡県では最年少です。

樹木医とは

樹木医とは、樹木の診断及び治療、後継樹の保護育成並びに樹木保護に関する知識の普及及び指導を行う専門家です。
樹木医となるには、本センターが実施する樹木医資格審査に合格し、樹木医として登録されることが必要です。
(一財)日本緑化センター 樹木医制度より引用

樹木医になるためには、7年間の実務経験があるか、樹木医補の認定を受けてから1年以上の事務経験を有する必要があります。

西日本短期大学 緑地環境学科では…

所定の科目を履修して申請すると樹木医補の資格を得ることができます。短期大学ですので20歳で卒業して、就職し、一年間の実務経験を経て21歳で応募資格を得ることができます。所定の科目といっても卒業に必要な科目として認定されている科目で、特別に別の学科や別の大学の授業などを受講しなくても、どのコースに所属していても無理なく受講することができます。

矢幡ゼミの学生に話をする下村さん
矢幡ゼミの学生に話をする下村さん

23歳の樹木医へのインタビュー

先日、下村さんが学校を訪ねてきてくれました。その時に、樹木医になるためにどのような勉强をしたのかなど話を伺いました。

樹木医になろうと思ったきっかけは?

卒業後、造園業を続けていく上で何か一つ強みになる資格があればと思ったのがきっかけでした。在学中には、取得しようと思っていませんでした。ちなみに所属していたゼミは設計をするゼミでした。とても厳しいことで有名なゼミで、課題が多く出て大変でした(笑)。

同級生で、樹木医を目指していた福井さんから「若いうちに樹木医を目指したほうが良い」という話をされて目指すようになりました。福井寿さんは植物とは全く関係ない仕事を定年退職した後、樹木医を目指し緑地環境学科に入学しました。卒業後、最短の1年で樹木医に合格しました。(卒業生が樹木医に合格しました | 西日本短期大学 緑地環境学科

樹木医になろうと思ってしたことを教えて下さい

卒業してすぐに、樹木医を目指して勉強しました。専門書を買い込んで勉強しました。一度、落ちてしまって、樹木医になることを諦めた時期もありましたが、1年くらいまえにもう一度、頑張ってみようと思いました。

樹木医を取る上で大変だったことはなんですか?

樹木医になるためには、樹木医になるため「樹木医研修」を受講する必要があります。この研修をうけるためには、一定の実務経験などの応募条件を満たして応募しなければなりません。

応募者を対象に、樹木医に必要な知識及び技術について筆記試験(選択問題と小論文)及び業績審査が行われ、研修を受けることができる人が選抜されます。

この選抜試験が非常に難しかったです。

樹木医を取るために学生のうちにしたほうが良いことがあれば教えて下さい

専門用語を覚えるのが大変なので、良く良く授業を聞いておいて、専門用語を聞き馴染むのが良いと思います。

(財)日本緑化センターが出版している「最新・樹木医の手引き」は樹木医に必要な知識や情報が網羅されています。※
その他に、農山漁村文化協会から出版されている「図解土壌の基礎知識」 前田正男・松尾嘉郎(著)や「きのこ博士入門―たのしい自然観察」 根田 仁(著)などを使って勉強しました。

※緑地環境学科の樹木関連の複数の科目でこの本を教科書として使っています。

後、学生の間に、必要な資格は取っておくこと!

金澤助教によるインタビュー
金澤助教によるインタビュー

西日本短期大学に来たことで樹木医を取るのに良かったことがあれば教えて下さい

なんといっても樹木医補が取れることです。樹木医のための実務経験が短縮されて若いうちに樹木医に挑戦出来たのが良かったです。

これから樹木医としてしたい事があれば教えて下さい

今はまだ、経験が少なくて自信を持って「樹木医です」というのは樹勢回復や樹木診断などをしてみたいです。

 その他

下村さんありがとうございました。これからの活躍に期待しています。

5月6日の22:00からはNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で樹木医の小林勝さんが登場するようです。そちらも是非見なければ!

「桜よ、永遠に美しく咲け」放送予定 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

海の中道海浜公園花時計花壇は今が見頃です!

ちょっと右斜めから

3月末にガーデンデザインコースで施工した花時計花壇が見頃を迎えています。

フラワーピクニック2013 花時計花壇
フラワーピクニック2013 花時計花壇

明日から始まるゴールデンウィーク中には海の中道海浜公園でもいろんなイベントが催されるようですので、花時計花壇を見るついでにイベントにも参加してはいかがでしょうか!

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本日の緑地管理演習…2年生

どうもこんにちは、実習ばかりやっているので「実習の先生」とよく間違えられる、設計とデザイン担当の准教授、西川です。そして今日(4月22日)はさっそく二丈キャンパスで実地の授業でした。

緑地管理実習について

2年生の実地の演習で、前期の月曜日の午後開講されています。ガーデニング実習が施工系・製作を大きな目的に対しているの対して、この演習は後期のガーデン管理演習と合わせて維持管理、マネージメントに目的を置いています。今年度から非常勤講師の藤原良治先生、久保田家且教授、そしてわたくし西川真水が担当です。

藤原良治先生
藤原良治先生

2回目の今回から本格始動ですが、今週、来週は基本的には春休みの間ほったらかしにしていた実習地の草刈りなどの管理を行います。とても地味な作業なのですが、今年の2年生の皆さんとても楽しそうです。

3つのコースごとに別れて作業を行いました。

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2年生の設計演習が進み始めました・・・環境設計演習Ⅱ

2年生の環境設計演習も2回目になり、1回目の長期休みブレークモードから一転、進み始めました。前回「ライフスタイル」「30年後の住環境」に関してブレーンストーミングを行い、今回はそこから方向性を導き出す段階です。

 

環境設計演習Ⅱの課題は住宅庭園・エクステリアのデザインですが、その前段階として、対象地となる連続した住宅地において、その街並み景観の計画を行います。これは単純に庭をデザインするのではなく、チームでそれらがデザインされる街の景観がどうあるべきかをきちんと考えて、よりよい生活・地域・まちなみ・環境をエクステリア・庭園のデザインに展開させようというものです。環境やランドスケープは個体でデザインが行われることも多いのですが、実はつながり、連続しているもので隣や、全体を十分に考慮し、もっと長い時間軸で考える必要があります。

 

今年は一体どんな提案が生まれるか楽しみながらもがいていきたいと思います。

 

春のオープンキャンパスを開催しました

西日本短期大学では3月16日(土)に春のオープンキャンパスを開催しました。

3月に卒業する2年生の佐矢友希くん(大分県立宇佐産業科学高等学校出身)が緑地環境学科での学生生活について話をしてました。

緑地環境学科では、体験コーナーでは…
設計体験で今年の花しるべガーデニングショーに出品するの模型作りを体験してもらいました。

学生は、自分たちの模型作りに夢中になっていました…

フラワーアレンジメントでは、平田智美さん(山口県立防府西高等学校卒)を中心に在学生に教えてもらいながらフワラーアレンジメントを作りました。

その他、学科の紹介や学生の作品を展示していたものを見てもらいました。

参加していただいた皆さんありがとうございました!

6月9日には、今年も実習見学会を開催することになりました。実習見学会では、二丈キャンパスで実際に学生が行なっている実習や作品を見てもらうことができます。

詳細はこのブログでもお知らせさせていただく予定です。

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