42回全国造園デザインコンクールで今年も受賞

今年春に行われた第42回全国造園デザインコンクール(一般社団法人日本造園建設業協会主催)で緑地環境学科西川研究室の学生グループとランドスケープデザイン部のグループが提出した作品が入選・一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞と佳作をそれぞれ受賞しました。今年の応募作品は大学生の部127作品、高校生の部309作品あわせて436作品で、そのなかから特別賞が6作品に贈られました。一昨年、昨年と3年連続で特別賞受賞となりましたが、3回連続の特別賞は42回行われてきた全国造園デザインコンクールの大学生の部では初めての快挙のようです。

 

『今年受賞した西日本短期大学の作品』

■入選・ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞 『つながる庭―人と風景、人と自然、人と人がつながる』

作品制作メンバー:神田奈緒、秋山彩子、長田航大、岩橋直路、香田拓也、永嶺崚太、山本章歌/西川研究室

2015年度の研究室活動のまとめとして、二丈キャンパス内に制作した作品で、昨年11月から設計をスタートし1月中旬に完成という非常に短期間で制作を行いました。もともと昨年造園学会会長賞を受賞した「風景をつなぐ階段の庭」に隣接し、ふたごの庭として一昨年に制作する計画でしたが、今年度11月から再度デザインを行いなおし、1月初旬までの短い期間に施工までを行い完成させました。

講評では審査担当された先生から以下(日造協ホームページより抜粋)のように大変高い評価をいただきました。

「(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞は、全作品の中で、着想・デザイン等の最も優れた作品として、西日本短期大学の神田奈緒さんの実習作品「つながる庭」が受賞されました。
造園デザインの特徴は、植栽による空間デザインであること以外にも、大きな特徴として、設計と施工が一体となって具体化していく行為であること、自然地形を使って風景や環境をデザインしていくことの2点が挙げられます。
この実習作品は、傾斜のある地形と周辺環境との関係をよく理解し、デザインコンセプトの検討から、原寸大までの様々な模型によるスタディをチーム全員で共有した上で、緻密に施工計画をたて短期間で工事を完成させています。
また、施工中に明らかになった設計上の課題を解決する設計変更も行われたことも確認できました。
指導された先生の造園教育理念も含め、造園デザインのあるべき姿を感じることができました。」

二丈つながる庭2015

写真:ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞を受賞した作品

 

■佳作『みどりの渦』

作品制作メンバー:永嶺崚太、岩橋直路、神田奈緒、秋山彩子、長田航大、香田拓也、山本章歌/西川研究室

この作品はオープンキャンパスで製作したデモンストレーション庭園で、室内で製作しています。本当は屋外でまったく別のデザインの庭園を製作する予定だったのですが、台風の影響で急遽デザインし直して屋内に制作しました。台風の影響ということもあり台風の渦をモチーフにデザインし、背景となる曲線の竹垣など学生らしい柔らかさも取り込んでいます。

オープンキャンパス

写真:佳作を受賞した作品

 

受賞式後の懇親会では「西日本短期大学の安定したモノづくり力・デザイン力」を多くの先生方から指摘頂き、「デザインから施工、管理まで」の学びのコンセプトが今後のまちづくり、造園・ランドスケープにおいて重要になってきていることを実感することが出来きました。

 

産学官で研修会開催-「ふくおか、みどりの研修会」in二丈キャンパス

9月11日金曜日に西日本短期大学二丈キャンパスにおいて「ふくおか、みどりの研修会2015」を開催しました。この研修会は(一社)福岡市造園建設業協会と本学緑地環境学科主催、(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会九州支部共催、(公社)日本造園学会九州支部後援で社会人・職業人、および学生の研鑽と交流を目的に開催、4回目を迎えました。平日にも関わらず93名の関係者と1匹の犬(うちの番犬ロビン)の参加がありました。関係者の皆さまに感謝申し上げます。

ワークショップはランドスケープコンサルタンツ協会九州支部長大杉さんのファシリテーションで、社会人・学生を7つのグループに分け、自分達がなぜこの道を目指すのか、造園・ランドスケープに必要なことなどをテーマに自由にディスカッション、二丈キャンパスの自然の中に出て語り合うグループもでて大いに交流を深めました。
また「福岡・九州で頑張る造園・ランドスケープの企業、団体の仕事と学生の学びの現在」展のプレ展示も開催し各企業の最近一押しの仕事や学生の学びの現在を知っていただきためのポスターやポートフォリオなどを展示しました。

最後の交流会では、90人が参加し糸島の食材(たぶんほとんど)で楽しくバーベキューを行いました。交流会では各企業の仕事紹介、行政の最近の取組、コンサル協を中心に活動するFD(福岡のランドスケープを頑張る人の同好会)、西日本短大緑地環境学科各ゼミの紹介、感謝祭や五輪クラブの紹介、九州大学環境設計学科の紹介など参加者からの様々なアピールも行われ、仕事から学び、社会での話題などが飛び交い大変盛り上がりました。

研修旅行で東京への巻・・・3日目(最終日)

明治神宮で記念撮影
明治神宮で記念撮影

 

9月15日〜17日で緑地環境学科の学生が東京へ研修旅行に行ってきました。遅くなりましたが、いよいよ3日目9月17日木曜日のご報告です。
3日目は予報通り雨気温もずいぶんと下がりました。そして前日までの疲労で(少なくとも私は)足もぱんぱん。みんな朝ごはん食べたんでしょうかね。

なんとなく初日から3日目の天気が予報されていたので、3日目はスケジュールを臨機応変にと決めており、疲れも勘案して30分出発時間を遅らせてのスタートです。
まずはJR大崎駅前の再開発で出来たシンクパークをさらりと見学。緑地のデザインによって周辺の微気候をコントロールし、ヒートアイランドに有効な風の道を作り出す試みが行われています。くさび状に挿入されている緑地にはとにかく株立の樹木がたくさん植わってます。九州では見ることのできない規模です。そしてこの時点で靴が濡れてます(笑)。

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日本造園学会会長賞を受賞ー全国造園デザインコンクール

今年の夏
受賞作品:風景をつなく階段の庭

遅くなりましたが、今年の春に行われた第41回全国造園デザインコンクール((一社)日本造園建設業協会主催)で福田蒼樹君(当時2年生、現在は植芳造園勤務)が日本造園学会会長賞を受賞しました。昨年の藤井宏海さん(平成26年卒・ アーバンデザインコンサルタント)が日本造園建設業協会会長賞に続き2年連続の特別賞受賞です。(昨年は松瀬央樹君の作品も入選しています)

造園家への登竜門 「全国造園デザインコンクール」(一社)日本造園建設業協会

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研修旅行で東京への巻・・・2日目

9月15日〜17日で緑地環境学科の学生が東京へ研修旅行に行っています。西川准教授の引率で造園、ガーデンデザイン、自然環境デザインのそれぞれに関連した見学地を見学します。

2日目は自由研修ということもあり学生は見学地につくとTwitterでつぶやくことになっています。その様子はこちらでご覧いただけます。

今回は、西川准教授がfacebookで公開された2日目の様子を転載します。

研修旅行で東京への巻・・・2日目

研修旅行2日目、寝坊する学生が続出する中、今日は学生達は班行動!・・・なんですが、午前中花屋を観る班以外は二子玉川に集合し、二子玉川ライズを見学しました。案内いただいたのは、いきものランドスケープの板垣範彦さん、特に屋上空間のランドスケープについてじっくり現地を見ながら解説いただきました。かなり有意義な見学になりました。板垣さん本当にありがとうございました。

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