こんにちは、先日博多の禅宗寺付近を散策していたところ、駐車場の垣根に植えられていたひとつの椿に一目惚れしてしまいました。
ヤブツバキくらいの大きさで、道端から隠れ見つかったことを恥じらうように、うつむき加減に咲いていました。透きとおるような薄桃色の花弁は楚々としており、そのあまりの可愛らしさに「きれいだね~」と何度も呼びかけてしまうほどでした。
垣根には他にも3種類のツバキが植わっており、どのツバキも普段目にすることのない珍しいもので、植えられた方がお好きだったのでしょうか。
実は園芸品種のツバキがあることを自覚したのは大学に入って茶道を授業で習いはじめてからです。冬に先生がお持ちになる様々なツバキをお茶室で見て、先生に名前を教えていただいてはじめて、ツバキってこんなにたくさんあってどれもこんなに愛らしいものなんだと気づきました。