海の中道海浜公園内 松の植樹体験記

~白砂青松を夢見て~

 こんにちは。3月初旬、はかた夢松原の会主催の下、一般の方々と一緒に、国営公園海の中道海浜公園内で行われた、クロマツ苗の植樹に参加してきました。わたしたち学生9名は矢幡先生のご指導の下、従来防風林に使用されるポット苗ではなく、芽苗(植えた当初はポット苗より小さい苗)が数年後ポット苗を追い越すほど成長することを明らかにするための試験地作りを行いました。

植樹もはじめてですが、研究の試験地作りも初めて。1年後または数年後、今日植えた苗が強くたくましく成長することを祈って(内心「潮風やポット苗に負けるなよ~」と語りかけながら)植えました。

詳しくは↓

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B級ランドスケープをめぐる旅 #2

それでは第2回のほうの報告。
まず、「門司港レトロ」。
おしゃれ観光地としてガイドブックなどでもよく取り上げられてるだけあって、なかなかの賑わいぶりでした。

詳しい解説は西川先生にお任せするとして、ここで私が一番印象に残ったのは「門司港駅」です。
大正初期の駅舎ということで建てられてもう100年近くになるかと思うのですが、骨董的な美しさや懐かしさだけでなくて、今も人々に利用されて新しいエネルギーが流れている感じがして素敵でした。

次に、「八幡製鉄所」の「東田第一高炉跡」へ。
社会科で習ったのは小学校の時でしょうか…。
行って見てみないと、大きさというのはなかなか実感しにくいもの。
教科書で知った歴史が今ここに!、という感じで感慨深いものでした。

最後は「サトヤマヴィレッジ響きの」。
里山生活をテーマとした住宅地開発ということで話題になっているそうです。
普通の住宅地よりもたくさんの樹木が植えられていました。雑木林のイメージだそうです。
心地よい空間は緑あってのもので、緑も内容・質が重要視されるようになっているのだなと改めて実感しました。
まだまだ家を建てている段階で、樹木も落葉樹の新葉がやっと展開してきたところなので、これからどうなるのかイメージがつかみにくいところもありましたが、今後の経過に要注目です。

B級と銘打ったものの、意外と(?)A級ランドスケープを堪能できた気がします。

短い時間でしたが福岡を味わった1日になったと思います。
新しい生活が始まる二人にも、ぜひ新しい場所でのレポートをしてもらいたいなと思います。(待ってますよ~!)

B級ランドスケープをめぐる旅 #1

3月22日、春分の日の振り替え休日でしたが、福岡をもうすぐ旅立って進学する卒業ほやほやの2名と、最後の記念に『福岡県といえば○○!』というところを見なくては、ということで、北九州まで行ってきました。
今回は福岡県の観光らしく、「門司港レトロ」「八幡製鉄所」そして少し専門的な見かたではありますが、住宅開発と自然再生の事業でグッドデザイン賞をとったという「サトヤマヴィレッジ響きの」の3ヶ所です。

コーディネーターは今回も西川先生です。

第2回と書いていますが、実は第1回目のレポートをしていなかったので、まず第1回の分の報告は写真でご勘弁ください…。(第2回報告に続く)

花と緑を訪ねて・・・糸島の胡蝶蘭生産者訪問 2010.3.4

コチョウランの生産者を訪ねて糸島へ行ってきました。

参加者は西川講師ほか近藤綾乃(2年)、石井美穂(1年)の学生2名。二丈町(前原市)にキャンパスがありながら行こう行こうと思いつつなかなかいけなかったのですが、近藤さんが花屋に就職がきまったので勉強のためにいってきました。

今回訪れた日高農園さんは福岡県糸島で胡蝶蘭とシンビジームを生産している生産者さんです。正直、豪華な花が咲き誇るハウスをチラッと見ようと思ったのですが、忙しい中わざわざ、代表の日高輝冨社長が丁寧に説明してくれました。

日高社長はかなり早い時期からコンピュータを活用したランの栽培管理を行ったり、お客のニーズに合わせた提案を生産者側から行うなど業界ではかなり知られた存在です。今回も学生にこんな花屋を目指してほしいと、様々なアドバイスをいただきました。花という素材に対して真摯に向き合い、モノとしてはなく環境、生活、ライフスタイルといったコトとして捉えて生産し提案しているところに熱いものを感じました。

ちょっとのつもりが、とてもたくさん学んだ貴重な一時でした。

にま

植物生産地の見学 /福岡県久留米市田主丸町

久留米市田主丸町に植木生産地の見学へ行ってきました。

田主丸は、安行(埼玉県)、稲沢(愛知県)、宝塚(兵庫県)と並んで、日本四大植木生産地の一つとして知られています。

生産者の方々にご協力頂き、まだ市場に流通していない珍しい樹木や最近流行の樹木について、更には流行をつくりだす使い方についてまで、まさに“生”のお話をお聞きすることができました。

まずはじめにうかがったのは『内山グリーン株式会社』。

厚ヶ瀬義人課長に圃場をご案内していただきました。

こちらでは高木を中心に見学をさせていただきました。

植物図鑑では開花の時期などが東京標準であることも多く、少しでも曖昧な表現をさけるため、育ち方などの試験を常に行っているそうです。

次にうかがったのは『愛花夢園芸古賀』。

こちらでご案内いただいた古賀尚樹さんには、昨年の「秋の感謝祭」で学生たちと一緒に植物の販売をしていただきました。

仕立物の形の面白さに、学生の皆もとても興味をひかれたようです。

最後にうかがったのは『(有)田主丸緑地建設』http://www.tanushimaru.co.jp/

ご案内していただいた小西さんは、雑誌でもよくとりあげられるなど、今注目されるランドスケープデザイナーです。

枝が飛び出たり、幹がななめだったりと樹形が乱れて扱いにくいものでも、それが個性であるといい、捨てるような樹木なんかないときっぱり。

いかにその植物を上手に使って、気持ちのいい空間をつくるかを考えるのが仕事だそうです。

発想のヒントは自然の野山にあるそうで、若いうちに感性を磨く=実際にたくさん見てまわることが大事、というお話をしていただきました。

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