「緑のしごと発見!」のプログラム紹介

庭作りデモンストレーション

平成25年6月9日に開催された「緑のしごと発見!花・庭・まち・自然をしごとにする方法」ではいろいろな実習や講義の体験や見学が行われました。

みんなで記念撮影
みんなで記念撮影

本当は参加したかったけど学校行事や「遠くて…」などなど参加できなかった方もおられると思います。そんなみなさまに何回かに分けて行われたプログラムの紹介をさせて頂きます。

まずは、プログラムの紹介…

午前中のプログラム

 

午後のプログラム

見学体験プログラム

  • パソコンによる設計体験(造園CAD体験)
  • もっと二丈キャンパスツアー

それぞれのプログラムについては明日から随時掲載していきます!
おたのしみに!

23歳で樹木医になるためにしたこと

卒業生の下村 幸裕さん(2009年卒)が23歳で樹木医になりました!

下村 幸裕さん
下村 幸裕さん(2009年卒)

下村さんは、2009年に緑地環境学科を卒業、就職後、主に個人宅の庭の管理をしながら樹木医を目指しました。そして3年後の23歳で見事に樹木医になることができました。23歳での樹木医は福岡県では最年少です。

樹木医とは

樹木医とは、樹木の診断及び治療、後継樹の保護育成並びに樹木保護に関する知識の普及及び指導を行う専門家です。
樹木医となるには、本センターが実施する樹木医資格審査に合格し、樹木医として登録されることが必要です。
(一財)日本緑化センター 樹木医制度より引用

樹木医になるためには、7年間の実務経験があるか、樹木医補の認定を受けてから1年以上の事務経験を有する必要があります。

西日本短期大学 緑地環境学科では…

所定の科目を履修して申請すると樹木医補の資格を得ることができます。短期大学ですので20歳で卒業して、就職し、一年間の実務経験を経て21歳で応募資格を得ることができます。所定の科目といっても卒業に必要な科目として認定されている科目で、特別に別の学科や別の大学の授業などを受講しなくても、どのコースに所属していても無理なく受講することができます。

矢幡ゼミの学生に話をする下村さん
矢幡ゼミの学生に話をする下村さん

23歳の樹木医へのインタビュー

先日、下村さんが学校を訪ねてきてくれました。その時に、樹木医になるためにどのような勉强をしたのかなど話を伺いました。

樹木医になろうと思ったきっかけは?

卒業後、造園業を続けていく上で何か一つ強みになる資格があればと思ったのがきっかけでした。在学中には、取得しようと思っていませんでした。ちなみに所属していたゼミは設計をするゼミでした。とても厳しいことで有名なゼミで、課題が多く出て大変でした(笑)。

同級生で、樹木医を目指していた福井さんから「若いうちに樹木医を目指したほうが良い」という話をされて目指すようになりました。福井寿さんは植物とは全く関係ない仕事を定年退職した後、樹木医を目指し緑地環境学科に入学しました。卒業後、最短の1年で樹木医に合格しました。(卒業生が樹木医に合格しました | 西日本短期大学 緑地環境学科

樹木医になろうと思ってしたことを教えて下さい

卒業してすぐに、樹木医を目指して勉強しました。専門書を買い込んで勉強しました。一度、落ちてしまって、樹木医になることを諦めた時期もありましたが、1年くらいまえにもう一度、頑張ってみようと思いました。

樹木医を取る上で大変だったことはなんですか?

樹木医になるためには、樹木医になるため「樹木医研修」を受講する必要があります。この研修をうけるためには、一定の実務経験などの応募条件を満たして応募しなければなりません。

応募者を対象に、樹木医に必要な知識及び技術について筆記試験(選択問題と小論文)及び業績審査が行われ、研修を受けることができる人が選抜されます。

この選抜試験が非常に難しかったです。

樹木医を取るために学生のうちにしたほうが良いことがあれば教えて下さい

専門用語を覚えるのが大変なので、良く良く授業を聞いておいて、専門用語を聞き馴染むのが良いと思います。

(財)日本緑化センターが出版している「最新・樹木医の手引き」は樹木医に必要な知識や情報が網羅されています。※
その他に、農山漁村文化協会から出版されている「図解土壌の基礎知識」 前田正男・松尾嘉郎(著)や「きのこ博士入門―たのしい自然観察」 根田 仁(著)などを使って勉強しました。

※緑地環境学科の樹木関連の複数の科目でこの本を教科書として使っています。

後、学生の間に、必要な資格は取っておくこと!

金澤助教によるインタビュー
金澤助教によるインタビュー

西日本短期大学に来たことで樹木医を取るのに良かったことがあれば教えて下さい

なんといっても樹木医補が取れることです。樹木医のための実務経験が短縮されて若いうちに樹木医に挑戦出来たのが良かったです。

これから樹木医としてしたい事があれば教えて下さい

今はまだ、経験が少なくて自信を持って「樹木医です」というのは樹勢回復や樹木診断などをしてみたいです。

 その他

下村さんありがとうございました。これからの活躍に期待しています。

5月6日の22:00からはNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で樹木医の小林勝さんが登場するようです。そちらも是非見なければ!

「桜よ、永遠に美しく咲け」放送予定 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

樹木鑑定試験を行います

緑地環境学科では造園の基本となる植物教育に力を入れています。
今年度より樹木鑑定試験を全学合同で実施する取り組みを始めました。
樹木鑑定は、植物を材料(対象)として使う私たちの分野では基本であり重要な技術です。
前期は7月に行い(参照記事)、現時点でどれだけ樹木が鑑定できるか、基本的な樹種の鑑定テストを行いました。

今年度のまとめとなる樹木鑑定試験は1月19日(土)に終日(目標点数に達するまで)行います。
今回は年度末のまとめの試験ということもあり、学生の皆さんは張り切って試験勉強をしています。

一年生は現在、二丈キャンパスで開講されている樹木学実習で、実際の樹木を見ながらその形態や利用方法などを学んでいます。

 

授業で扱った樹木や、小テストに出題された樹木については、インターネット上のwebアルバムにアップロードされていて、誰でも確認できるようにしています(随時更新予定です)。

樹木鑑定試験12

もちろん、実物で覚えるのが一番だと思いますので、身近な場所の樹木をまず見てほしいと思います。もうそろそろ、紅葉も終わり、冬の花が咲きはじめているはずですよ。

福岡県高等学校農業教育研究会が二丈キャンパスで開催されました

8月20日(月)、西日本短期大学二丈キャンパスにて、福岡県高等学校農業教育研究会 環境緑地教科部会が行われました。

当日は行橋高校、久留米筑水高校、福岡農業高校、糸島農業高校、魁誠高校の5校の先生方が、樹木医学に関する内容の研修に参加されました。

報告が遅くなり申し訳ありませんが、研修の内容をご紹介します。

研修会集合写真

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