先日もお伝えしましたが、本日は『身体運動科学演習~その2~』と題して授業の様子をお伝えします。

11月17日(月)の授業では、運動中の心拍数や血中乳酸濃度、精神的負担度に加えて換気量を測定しました。

今回の授業では、エアロバイクを用いて漸増(段階的に増加する)負荷運動を3分×5セット行い、特に漸増負荷運動中の換気量の変化を明らかにすること目的としました。

換気量の測定は、ダグラスバッグといわれる専用の用具に吐く息(呼気)を採取します。その後、採取した呼気を流量計という気体の量を測定する機器に流すことで測定できます。

被験者はこんな感じで呼気を採取されます。
被験者はこんな感じで呼気を採取されます。
マスク→蛇管→、その先にあるのがダグラスバッグです
マスク→蛇管→、その先にあるのがダグラスバッグです
90%程度の運動で約120L(3分間)の換気量となりました。(写真奥が流量計)
90%程度の運動で約120L(3分間)の換気量となりました。(写真奥が流量計)
検者は測定が徐々に上手になります。(この日はかなり楽しんで測定していました)
検者は測定が徐々に上手になります。(この日はかなり楽しんで測定していました)

学生たちは、セットごとに負荷が高まることに伴って、ダグラスバッグの膨らみ方が大きくなり、運動強度の増加による呼吸器系の反応の違いが一目瞭然で確認できた様子でした。

いつも思うことですが、テキストで勉強するだけではなく、こうした演習を通して自分の目で確認することは、学生たちにとって極めて重要なことです。

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