1年生のみなさん、はじめまして。
保育学科で、主に「表現」(造形)の授業を担当しております平山隆浩と申します。
2年生のみなさん、ご無沙汰しております、いかがお過ごしですか。
ステイ・ホームな日々を送られているみなさんに、「アートな視点でモノを見る」、そんなお話を少しさせていただきます。
題して「のんびリズム」のススメ。
一枚の紙、一本の鉛筆、一個のジャガイモ、コップ一杯の水、一枚の葉っぱ、コンクリートの割れ目から顔をのぞかせる一本の草花、道端に転がる何の変哲もない石ころ、、、、
これらはみんな、大自然の「小さなかけら」です。
「ゆっくり・のんびり・じっくり」と、「小さなかけら」の発する「かすかな声」に耳を傾けると、そこからいろんなものが見えてきます。
鉛筆を一本、手に取ってじっくり見つめてください。
鉛筆は、木でできていますよね。
手にした鉛筆が、いつ、どこで生まれ、どんな旅をして、いま・ここにあるのか。森の中で、どんな鳥や虫やけものたちと過ごしていたのか。
いっぱい想像してみましょう。
太陽の光や風や、青空に浮かぶ白い雲、夜空に光るお星さま、ポタポタ落ちる雨のしずく、、、移ろいゆく自然をのんびりと眺めてみましょう。
こんな時だからこそ、「ゆっくり・のんびり・じっくり」と家にいても触れることのできる自然を意識してみましょう。
日頃から「小さなかけら」に大自然を感じてみましょう。
きっと、そこには豊かな感性の世界が広がっていきますよ。
平山隆浩