ブログをご覧いただいているみなさま、こんにちは。
今日は授業の様子をご紹介いたします。
1月14日(水)に行われた身体運動科学演習では「人体の体温調節」について学びました。
まずは、専用の機器を用いて腋(わき)の下の体温(腋窩温)、舌下温、鼓膜温を測定してみました。
検温といえば腋窩温を測定することがほとんどですよね。今回の測定で、舌下温や鼓膜温は深部のため腋窩温よりも0.5~0.7℃ほど高くなることが分かりました。
続いて、運動中の体温変化を観察してみました。
矢津田くんに自転車エルゴメーターを15分間こいでもらい、1分毎に鼓膜温、心拍数と主観的な温度感覚(専用の尺度で)を測定しました。
額から汗がプツッと出だした直後に、これら3つのパラメーターは上昇傾向になりました。
やっぱり人体はおもしろい!そう思うのは私だけでしょうか・・・
この講義では、実験を行いその結果についてレポートを作成するという流れで展開しています。
学生は、運動中の生理学的な反応を実際に自分の目で確認することができ、なおかつ文章をまとめる能力を養うことができるという訳です。
この講義の最後の測定は、アクシオン福岡で体力測定を行う予定です。その模様はまたレポートします。