新入生の皆さんご入学おめでとうございます。西日本短期大学にようこそ。
在学生の皆さん元気に過ごしていますか?
学生相談室の緒方です。
今日は少しだけ皆様にお伝えしたいことがあります。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
新型コロナウイルスの影響により、先行きが見えない状況が続いております。
学校に行けない、仲間と会えない、部活動もできない、ただただ時間だけが過ぎていく。
このような状況に不安やストレスを感じることは誰にでも起こりうる、当たり前の反応です。
今の状況にどう対応すれば良いのか述べていきたいと思います。
今の生活はいつまで続くのでしょうか?それは誰にもわかりません。
この先行きが見えず、予想・予測できない状態で生活をするということはとっても不安です。
なので生活の仕方を考える必要があります。それは可能な限り予想・予測できる生活をするということです。
自分でスケジュールを立て、自分で調整して、実行する。つまり1日1日を秩序立てていくことが大事なのです。
決まった時間に起き、朝食を食べて、家で軽い運動やヨガをし、勉強をしたり、読書をしたり、ゲームをしたり、家族と話したり、料理をしたり、決まった時間に就寝したりすることが大事です。
気持ちが重くなるようなニュースやテレビをひたすら見るのは避けましょう。
自分で自分の生活を切り盛りしていた頃を思い出してください。
今の生活が常に抑圧されていて、自分自身でコントロールできていないことに気づくでしょう。
今の生活は不要不急の外出をしないように求められています。
しかし何も行動が取れないことは、我慢を強いることです。
この状態が長く続くと、人はイライラし、八つ当たりをします。
負の感情がむくむくと出てきているなら、そのパワーを生産的なものに変えていくように意識しましょう。
料理や軽い運動、家でできる新しい何かを始める原動力に変えていくことが良いと思います。
最後になりますが人との繋がりを意識しましょう。
家族と談笑する、友人と電話やメールをするのはとても良いことです。
人は孤独になると、気づいてもらえない感覚、関心を向けてもらえない感覚、聴いてもらえない感覚を感じます。
これはとっても辛い事です。ソーシャルディスタンス(社会的距離)など、人との繋がりを保ち難い戦略が取られていますが、ZOOMやFacetime、LINE通話を用いて相手の顔を見ながら話すことを試してください。とても気持ちが晴れてくると思います。
もしあなたが悩んでいて、誰にも相談できないならば、ぜひ学生相談室を利用してください。
緊急事態宣言中は毎週金曜日9時〜16時まで、メールでの相談を受け付けます。
皆さんが自分と愛する人たちのために、安全で快適な生活を送れるように願っています。
学生相談室カウンセラー
緒方 二郎
参考資料
ベッセル・ヴァン・デア・コーク博士からのメッセージ
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的危機 このトラウマ的な状況をいかに乗り切るか。自分のため、そしてクライエントのために。
(Dr. Bessel van der Kolk, Nurturing our mental health during the COVID-19 pandemic)