国際文化研修2013の報告【その②フィレンツェ編】

2014年3月10日から17日までイタリアに、保育学科の学生の希望者で国際文化研修として、幼稚園や保育園の視察を行ってきました。

 12日はピサへ。ピサと言えば・・・ピサの斜塔です!!斜塔というからには・・・傾いていました!!こんなに傾いて大丈夫!?

夕方にはフィレンツェへ。ミケランジェロ広場からドゥオーモ、ベッキオ橋からウフィッツィ美術館まで散策しました。ドゥオーモの屋根のオレンジ色は夕日に温かな光を放っていました。

 さて13日はフィレンツェのラーゴマーゴ保育園での一日研修。子どもたちと同じ食事を頂きました(子どもたちの食事より少し味を濃くしていたそうです)。園の中は先生方の経験から様々な工夫が込められた、素敵な空間でした。造形の部屋、自然なもので遊ぶ部屋、音楽の部屋など様々な部屋に分かれていましたが、絵本や花瓶やおもちゃの配置、日差しの工夫など、思わず素敵だな・・・とため息が出るほど、私たちにとっても温かな空間でした。普段身近にあるものが一工夫するだけでこのような魅力的な見方が出来るのか・・・と、子どもたちの感性の育成に先生方の配慮の仕方の工夫一つで、伝わることの素晴らしさを感じました。食事を頂いた後は、先生方や保護者会の代表者との質疑応答。大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。

 研修旅行に参加した学生は、将来この体験をどこかで思い出すことと思います。しかしそれがそのまま日本の幼児教育に結びつくことは、文化や風習、そして何より国や園の方針と異なることもあり、悩むことと思います。ぜひこの経験を通して、なぜ異なるのか、と悩みながら、考える力を育んでいって欲しいと願います。

 園視察の後にいったウフィッツィ美術館。時間は限られていましたが、素敵な芸術作品に触れて、絵画の世界を感じてきました。子どもたちとふれあい、充実した時間を過ごした私たちに、プリマヴェーラの絵画がささやいているように感じた輝いた一日でした。

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