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2020年12月1日、2年生後期選択科目 スポーツ施設管理論の1コマ『芝生の造成と維持管理』ということで、福岡市博多区の博多の森のベスト電器スタジアムと陸上競技場へ見学に行きました。この科目は、指導による安全性確保以前に、スポーツ環境としての安全性の確保とスポーツ活動に適した機能の維持のための学習を目的としています。
講師は、このスタジアムと陸上競技場を管理されている福岡市緑のまちづくり協会の平田様と貞末様(ともに本学緑地環境学科卒業生)で、天然芝の種類やその生え方、手入れの方法、競技場の構造、ナーセリー(圃場)の役割、補植の仕方など多くを学びました。
ここではJリーグのサッカーやトップリーグのラグビーなどが行われ、スパイクで荒れた試合後の芝生の修復のための作業などを知ることができました。
さて、ここで問題です。
第1問、このベスト電器スタジアム(一般的な天然芝の競技場も含めて)の芝生のしま模様はどのようにつけるでしょうか?
第2問、この天然芝に描かれているラインは、一般的な運動場で使う石灰で描くのでしょうか?
答は、最後にあります。
スポーツインストラクターやトレーナーは選手の安全が第一ではありますが、それ以前にスポーツ活動の環境を整備しておくことが安全の第一歩につながるとともに、スポーツ選手がケガをせずに、十分なパフォーマンスを発揮できる環境づくりが大切だと実感できたことと思います。
この学習を経て、まさに健康スポーツコミュニケーション学科のキーワード「支えるスポーツ」の一場面だと考えます。
第1問の答え:乗用芝刈り機が、芝を刈りながら芝を倒していく方向に応じで、しま模様が現れます。
第2問の答え:このラインは、天然芝にやさしく、芝が呼吸できる特殊なペンキを使用します。また、サッカーからラグビーなど異なるスポーツ大会がまじかに控えると緑色のペンキで白いラインを消し、新たにその種目用のラインを描いていきます。