社福1年生 介護福祉実習頑張っています。
11月-22-2012 By okuda
11月15日から始まった介護実習も、中盤を迎えました。教員が巡回に行くと、初回の巡回より表情和らぎ、「大変だけれど、楽しい」と話してくれます。
あるグループホームで実習している学生Bさんは、認知症の利用者さんとの会話を、「歳を尋ねました。答えるたびに年齢が違うんですよ。それを聞いていた隣の席の利用者さんが『あんた、本当はいくつね?』と突っ込みました。利用者さんは笑いながら『分からんと』て。突っ込んだ利用者さんも、『私もて・・・』と互いに笑っていました。忘れることを悲しんでないというか、寂しく思わせない雰囲気がここにはあります。良い勉強になります。」と教えてくれました。認知症介護で、大切なものを肌で感じてくれいているのだと感心し、実習施設にも感謝です。
別のグループホームでは、学生Cさんは掃除機をかけていました。教員の顔を見つけ、職員から控え室で指導を受けるように促され、掃除機を片付けました。その片付け方に指導を頂きました。「利用者さんの歩行の邪魔にならないようにね」と。学生は、職員さんの言葉の意味を色々考えます。「利用者さんが転倒して怪我をしてはいけないから」、他にもどのような怪我が多いのか、仮に入院治療になるとどうなってしまうのか、など。学内で学んだことを、実習で改めて体感する、介護の奥深さを実感する瞬間の学生の表情は輝いています。
初めての実習は、学生にとって見るもの、聞くもの、新鮮、しかし、おっかなびっくりで、自分がどうして良いか分からずうろたえていることもあります。しかし、その環境に馴染めると大きく成長すると感じています。介護福祉士としての根がしっかり伸びる実習を期待していますよ。
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