Windows10について
7月29日にWindows10が提供開始されましたが、私も2パターンでWindows10にしてみました。
2パターンというのは、元がWindows7とWindows8の2台です。
まず、Windows8からですが、これはWindows8.1 updateまでアップデートをかけないとWindows10にできません。(Windows updateで自動更新している場合には勝手にアップデートされていると思います。)
きっちりアップデートしていれば何も問題無くWindows10にできます。
Windows7からだと、各種アップデータとServicePack1がインストールされていないといけないようです。Windows7の新規からだとアップデートするのに相当時間がかかります。
また、ServicePack1のアップデート以降もアップデーターが多くでていますので、それらも全部インストールされている方が良いようです。
(ちなみに私は半端の状態でWindows10のインストールを始めてみたら、20〜25%位でフリーズしました。)
こちらも、準備が充分であればそんなに問題も無くWindows10にできると思います。
結論からいうと、Windows7からでも8.1からでも比較的簡単にWindows10に移行できるようです。
それから、ソフトウェアに関してですが、とりあえずOffice2010、Office2013、Adobe CS5.5 MasterCollection(起動はPhotoshopとIllustrator、AcrobatXしかしてません)、AutoCAD2012、AutoCAD2016、Google Chrome、Google Driveのインストールも問題無くできましたし、起動もエラー無くできました。(動作時間がまだ短いので不具合が出る可能性はありますが。)
まだ、それほど時間が経っていないので確実とは言えませんが、Windows10に移行してもよさそうです。(特にWindows8の人にはおすすめします。)
InternetExplorerの脆弱性の対策
ずいぶんとメディアで取り上げられて話題になりましたが、5月2日の段階で脆弱性を修正するセキュリティパッチが公開されました。
マイクロソフトのSecrity TechCenterのページのMS14-021というところで情報が公開されています。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms14-021.aspx
ほとんどの場合にはWindowsUpdateやIEの自動更新の設定になっているため勝手にパッチが適用されるはずですが、中には適用されていない事もありますので、各自で確認した方が良いです。
IEを起動し、ヘルプもしくは歯車アイコンでメニューを開き、バージョン情報を表示させると、どこかしらに、「KB2964358」と書かれていればパッチが適用されている事になります。
ただ、普段からWindowsUpdateがきちんと自動で更新されていない場合にはうまくいきませんので、その場合にはWindowsUpdateですべての更新プログラムを適用してください。(更新プログラムが無いと書かれていても、左の更新プログラムの確認を押すと出てきたりします。)
特にXpはServicePack3、VistaはServicePack2、Windows7はServicePack1が適用されている必要があります。
常日頃から更新プログラムを適用していないと今回みたいな事があるとかなり面倒になりますね。ということで、「米国時間で毎月第2火曜日はWindowsUpdateのリリース日」ですから、日本では翌日になりますが、月に1回程度は更新チェックを手動でやっておくとよいと思います。
InternetExplorerの脆弱性について
先日からInternetExplorerをターゲットとしたゼロデイ脆弱性ですが、今のところセキュリティパッチなどが出ていない状態です。
※ゼロデイとは、セキュリティホールの発見から情報の告知やパッチなどでの対策がなされるまでの期間で、セキュリティホールを悪用することを言う。
とりあえず簡単に回避するには、IE以外のブラウザ(Google ChromeやFirefox、Safari、Sleipnir、Operaなど)をインストールして利用するのが手軽だが、それでもIEが使いたいという人は以下を試すとよいだろう。
まず、回避策として「VMLの無効化」「拡張保護モードの有効化」「EMETの導入」の3種類がある。
●Windows Vista、7以降(32ビット版)を使用している場合
「VMLの無効化」がよい。
Vista/7の場合には、「スタートボタン」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」と選択し、「コマンドプロンプト」を右クリックで「管理者として実行」を選択。
8/8.1の場合には、「スタートボタン」を右クリックし「コマンドプロンプト(管理者)」を選択。
コマンドプロンプトが開いたら、
“%SystemRoot%\System32\regsvr32.exe” -u “%CommonProgramFiles%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll”
と入力し「Enter」。
エラーが出ずに無効化に成功したことが表示されたらIEを再起動する。
●Windows7以降(64ビット版)を使用している場合
上記32ビット版と同様に「VMLの無効化」および「拡張保護モードの有効化」かつIE10以降を使用するのがよい。
「VMLの無効化」は、上記方法でコマンドプロンプトを管理者モードで実行し、
“%SystemRoot%\System32\regsvr32.exe” -u “%CommonProgramFiles%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll”
と入力。
IEを起動して、「ツールボタン」(歯車のマーク)から「インターネットオプション」を選択肢、「詳細設定」タブの項目の中から、「拡張保護モードを有効にする」と
IE11の場合はさらに「拡張保護モードで64ビットプロセッサを有効にする」のチェックを入れる。
その後PCを再起動して設定完了。
●企業の場合には
Vista、7以降の32ビット版ではEMET(Enhanced Mitigation Experience Toolkit)を導入するのが最も効果が高いようだが、64ビット版もあるのなら「VMLの無効化」で事足りるだろう。