Word 2016 の表組でセル内の文字が表示されない

最近、Word 2016で表組をすると縦方向にセル結合をした場合にその内容が消えるという症状が頻発しています。
これの原因は、

2017年8月8日のWord 2016 用の更新プログラム(KB3213656)
2017年9月5日のWord 2016 用の更新プログラム(KB4011039)

のどちらかがインストールされることで発生するようです。

回避方法としては、今現在特に困っていなければ、2017年10月3日の月次更新プログラムを待つのが良いです。
今すぐ回避したい場合には、上記更新プログラムをアンインストールしてください。

アンインストール方法は、「スタート」→「設定」を開き、「更新とセキュリティ」を選択します。
「更新の履歴」をクリックします。
次に、一番上にある「更新プログラムをアンインストールする」をクリックすると、「インストールされた更新プログラム」というウインドウが開くので、その中から上記更新プログラムを探して選択し、「アンインストール」を押します。(探し方はKB番号が同じものを探してください。)

私の場合には、「Update for Microsoft Word 2016 (KB4011039) 64-Bit Edition」というのがありましたのでそれをアンインストールしました。

Windows10 Creators Update

明日、4月11日からWindows Update経由でWindows10の大型アップデートである、Creators Updateがきます。(日本では12日になるのかな?)

※手動アップデートでは5日からISOをダウンロードできるようになっていました。

これをインストールすることで、下図のようにバージョンが1703となります。

今回のアップデートでは、3DやVRなどのクリエーター向けの機能が追加されることと、一般ユーザー向けには色々な機能強化があるようです。

・ブルーライトカット機能
iPhoneなんかではすでに搭載され、MacOS Sierraでも先日搭載された機能で色味を暖色系にすることでブルーライトを減らすという機能です。

・スタートメニューのタイルのグループ化
スタートメニューにアプリなどをタイル表示させることができますが、増えると扱いにくいことからフォルダ化する機能がついたようです。整理するには便利かな。

・スタートメニューのアプリ一覧を非表示にできる
一覧が非表示になる分スタートメニューの横幅を狭くというか幅広く使えるという事なのか?
全画面表示のスタート画面と同じようになります。

・高DPIディスプレイでの表示改善
アプリが高DPIに対応していないと表示がぼやけていたのが改善されるようです。

・ペイントが3Dに対応
Windowsには昔から付いてくるペイントアプリですが、ここにきて3Dに対応しています。
手軽に3Dオブジェクトが描けるようですので一度は触ってみると面白いかもしれません。

・OS標準でVR,ARをサポート
もちろんそれを実感するためにはそれなりの機器が必要になりますが、OSレベルで対応したのが大きいですね。

・タッチパッドのジェスチャーを細かく設定可能
3本指、4本指のジェスチャーもカスタマイズできるようになったようです。

・Windows Updateの延期可能日数が最大35日
Homeエディションはできませんが、それ以外のPro,Education,Enterpriseでは可能のようです。

・アクティブ時間の設定が最大18時間
OSアップデートで勝手に再起動するのを阻止できる設定がアクティブ時間です。
以前はいつでも勝手に再起動していましたが、これを設定することでPCを使わない時間に再起動させることができます。また、今回のアップデートでは最大時間が18時間までになりました。

・Edge関連
タブをプレビュー表示できるようになった。
タブをストックできるようになった。
EPUB形式の電子書籍が読めるようになった。(著作権保護されていないものに限る)
タスクバーのEdgeを右クリックでInPrivateが開けるようになった。
Flashがデフォルトで無効になった。
Web Paymentにデフォルトで対応。
インポート、エクスポートの強化。

といったところですね。

Windows Vistaのサポート終了が近づいてきました

3年前にWindowsXpのサポートが終了するということで話題になりましたが、今年はWindowsVistaがその対象です。Xpの時に比べてあまり話題に上がらないのは、Vista利用者は1%程度しかいないからじゃないかと思います。
サポートの終了日は2017年4月11日です。あと1ヶ月ありませんので早急にWindows7以降にしましょう。
また、WindowsVistaでもサービスパック2を適用しているものが今回の対象であり、実はサービスパック2以前のものに関してはすでにサポートが終了しています。
Vistaを使用している人は今一度確認して見ましょう。
方法は、
https://www.microsoft.com/ja-jp/safety/pc-security/ver_win.aspx
このマイクロソフトのページに書いてあります。

他のWindowsもサポート終了日が決まっていますので、ついでに書いておきます。

製品名 延長サポート終了日 備考
WindowsVista SP2 2017年4月11日 SP1以前はサポート終了
Windows7 SP1 2020年1月14日 SP1は適用しておくこと
Windows8.1 2023年1月10日 8は8.1にすること
Windows10 2025年10月14日 2015年7月リリース版

この表から最新のWindows10でも2025年で終わるように思われるかもしれませんが、Windows10は他のOSとはビジネスモデルが違うので、大型アップデートの際にサポート期間が変更されて行くのではないかと言われています。(新しいWindowsを開発・発売するのではなく、Windows10の不具合修正や新技術をアップデートで提供するやり方)

そうであれば、現在のVistaはWindows10に移行しておく方がムダがないですし、Windows8/8.1はほぼ問題なくWindows10が動きますから早いうちに移行した方が良いですね。(昨年度の無償アップグレード期間でWindows10にしておいた方が良かったとは思いますが今更ですね。)
ちなみにWindows8はすでにサポート終了していますので、早急に8.1にしてくださいね。
問題はWindows7で発売初期と後期ではPCの性能がかなり違うと思います。後期であればまだまだWindows10を搭載できるのですが、初期のものはPCから買い換えかなというところですね。
Windows7もあと3年を切りましたので、多くの台数を抱えているところはそろそろ計画的に以降していかないと大変だと思います。

ついでに、Windowsのお供であり仕事でお世話になるOfficeもサポート期間を書いておきます。

製品名 延長サポート終了日
Office 2003 すでに終了
Office 2007 2017年10月10日
Office 2010 2020年10月13日
Office 2013 2023年4月11日
Office 2016 2025年10月14日

さすがに2003を使っている人はいないと思いますが、2007が今年10月で終わります。Vistaと一緒に新しいものへ移行しましょう。

Windows10の今の状況

先日(7月29日)にWindows10への無料アップグレード期間が終了しました。

これ以降は、Windows10へのアップグレードは有料となるそうです。
Windows10Homeが19,080円、Windows10Proが27,864円だそうです。

結構高いですね。Windows7や8/8.1のままの人はそのまま使い続けて延長サポートが切れるまで使い倒すのが良さそうです。もしくはPCの買い替えでWindows10搭載機にしてしまうかですね。

ちなみに、延長サポート期間は、

Windows7が2020年。
Windows8.1が2023年です。

また、それに合わせて、8月2日(日本では3日)にAnniversary Updateが配信され、Windows10に新たな機能などが追加されました。Windows10の人は是非アップデートしましょう。
変更点などは、

・ロック画面の壁紙と、サインイン画面がロック画面と同じ背景になった。
・スタートメニューのすべてのアプリが初期状態で表示されるようになり、設定や電源などはボタン化された。
・アプリの背景で黒基調が選択できるようになった。(設定→個人用設定→色のアプリのモード)
・アクションセンター下部のクイックアクションの表示項目のカスタマイズ。
・OS起動前にマルウェアスキャンができるモードがDefenderに追加された。
・生体認証機能Helloが強化されてEdgeでWebサービスの認証などに利用できる。
・Edge(Microsoftの新Webブラウザ)で機能拡張がサポートされた。
・Cortanaのアップデートでロック画面でも利用できる。
などなど他にも細かい所までアップデートや修正がなされているようです。

Windows Updateについて

2月2日に配布になったWindows7と8.1のWindows Updateを行うと、Windows10へ自動でアップデートします。
ただし、アップグレードでOSが変わる前にアップグレードを続けても良いかどうかの確認が出るので、そこで辞めることはできます。
また、アップグレードしてしまったとしても31日間は前バージョンに戻せるようにはなっています。

Windows10になっても構わない人はそれで良いですが、アップグレードしたくない人は気を付けましょう。

さらに、Windows10にアップグレードするつもりが無くとも、自動アップデート設定にしてあるとアップデートファイルがダウンロードされ、PC内に保存されるのでHDDを圧迫します。(約6GB)

HDDの容量を無駄遣いさせないためには、下記を参考にしてください。

まず、ダウンロードしてしまっている場合には、OSのドライブ(通常はCドライブ)に「$WINDOWS.~BT」があるので削除します。(無ければダウンロード前ということになります。)

次に、関連するプログラムをアンインストールします。
「コントロールパネル」の「プログラムと機能」から「インストールされた更新プログラムを表示」を選択し、

Windows7の場合は、KB3035583およびKB2952664
Windows8.1の場合は、KB3035583およびKB2976978

をアンインストールします。
ここで一旦、再起動します。

再起動後、Windows Updateから「更新プログラムの確認」を開くと、「重要な更新プログラム」のリストにアンインストールしたプログラムが表示されているので、それぞれ右クリックして「更新プログラムの非表示」に設定をする。
(「$WINDOWS.~BT」がまだ無い人はここだけの設定でOKです。)

また、Windows10のアップデートに関わる更新プログラムとして以前に配信された、更新プログラムも同様にアンインストールおよび非表示にしておくと良い。

Windows7は、KB3112343
Windows8.1は、KB3112336