WindowsXpのサポート期限

WindowsXPのサポート期限が既に1年を切っている事から色々と話題になっていますね。

実はXPだけでなくOfficeも関係があります。OfficeXpとOffice2003も同時にサポート期限が切れるんですよ。

 

詳しくは続きを。


まず、現状のWindowsでなにかしらのサポートがあるのは、Windows XP/Vista/7/8の4つです。(サーバーOSは除く。)
それぞれのWindowsのサポート期限は以下の通り。

●Windows XP
メインストリームサポート終了日:2009年4月14日
延長サポート終了日:2014年4月 8日
●Windows Vista
メインストリームサポート終了日:2012年4月10日
延長サポート終了日:2017年4月11日
●Windows 7
メインストリームサポート終了日:2015年1月13日
延長サポート終了日:2020年1月14日
●Windows 8
メインストリームサポート終了日:2018年1月 9日
延長サポート終了日:2023年1月10日

※メインストリームサポートとは
「普通に」サポートされる期間の事で、下記のようなものが無償提供されます。
・バグ等への修正プログラム、OSの仕様変更、付属アプリのアップデートなど。
・セキュリティ関係の修正プログラム
・電話やメールなどによる直接サポート

※延長サポートとは
基本的にはセキュリティ関係の更新のみが提供される期間。
電話サポートも受けられるが有償。

このようになっており、XPとVistaは既にメインストリームサポートは終わっているため、セキュリティパッチ程度しか提供されていない状況です。さらに、XPは延長サポートもあと1年弱ということになっています。

ではなぜ、サポートが終了する事が話題になるのかということですが、現在のWindowsの利用率にあります。
2012年12月の段階で、各Windowsの利用率は、

Windows XP :35.0%
Windows Vista: 7.9%
Windows 7 :54.6%
Windows 8 : 1.4%

なんだそうです。
未だXPユーザーが3割強も存在している上に、個人よりもむしろ企業等の組織で使用している事が多いようです。
企業体とそこそこの数があるとなれば、サイバー攻撃の対象としては申し分ないですね。
(サイバー攻撃する場合、「話題になることが目的」というのが多いですから、企業などがよく狙われます。)

しかもサポートが切れた後であればセキュリティホールが見つかってもメーカーに塞がれる事が無いわけですから、やりたい放題ですね。

その他にも、周辺機器メーカーやソフトウェアメーカーも基本的にOSサポート期限を目処に対応をしなくなりますので、何か不具合が出てもそういった対応もなくなります。

何にしても未だにXPを使用している方は本年度中に最低でもOSのアップグレードをすべきですし、ハードウェアが古いのであれば買い換えの時期だと思います。それでもXPが使いたいのであれば、ネット接続を物理的に切る事と、データを他のパソコンに移動させたりなどせず完全に独立した状態での使用をお勧めします。

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